トニー・ハーネルの美声コーラスが完全復活しました。 トニーの声が曲にハマると本当に耳が心地いい。 どんなにこの時を待ち望んだことか。 まだかまだかと復活を信じながら毎回アルバムを購入し、その度に一喜一憂させてくれた彼ら。 やっと北欧メタルを代表する音が帰ってきました。 "Intuition"のようなアメリカナイズされたポップさはありませんが、 透明感溢れる旋律は"Tell No Tales"以来のファンを確実に喜ばせることでしょう。 ロニー・ル・テクロのギターも爆発していて思わずニンマリ。
一方では"FIREFRY"路線への未練もかなりあるようで、 "My Religion"、"Give Me A Sign"、"Everything U R"あたりはそれを裏付ける曲作り。 "My Religion"がアルバムタイトルになっているあたり、ファンやレーベルに対する彼らの抵抗と受け止められなくもありません。 彼らがこのように揺れ続けるのも、 最早TNTカラーの一環としてファンは受け止めるべきなのかもしれませんね。