これまでは、５〜６年間、ゼブラのClip-on multiという４色ボールペンとシャープペンシルがついた同様の商品を使用していました。使いやすさは、このゼブラのものより軽く、ボールペンの切り替え用のスライドレバーの動きもスムーズだと思います。
　ただし、ゼブラのものは、ポケットなどに固定するためのクリップ部分に一部金属を使用しており、強度が十分です。この商品は、クリップ部分がプラスチックのみでできているため、多少強度が心配です（まだ折れたわけではないので、十分強度のあるプラスチックかもしれませんが。）。ペン形式の文具では、本体はまだ使えるのに、クリップ部分が折れてしまうことをよく経験しますので、長く使うことを想定した商品では、メーカーサイドでもこの点を考慮していただけるとなおありがたいと思います。

　また、使用開始後、４カ月ほど経過したところで、シャープペンシルの芯の出方が極端に悪くなりましたが、メーカーに照会したところ、パイロット製品取扱いの文具店の取り次ぎで、無償でメンテナンスをしていただきました。原因は、芯のカスがたまっていたことのようです。今後も、不調になればメンテナンスをしていただけるということでした。
　今回のメンテナンスで気がついたことですが、ゼブラのClip-on multiは、シャープペンシルの芯を入れる部品がプラスチック製なのに対して、パイロットのものは金属製となっています。ゼブラのものは、長く使っていたため、プラスチック部分に亀裂が入り、それが芯の出方を悪くしたようですが、パイロットのものはその心配がなさそうです。メンテナンス体制や構造から、長く使えるものだと思います。

デザインも好きだし油性ボールペン4色とシャーペンを
一本でこなすのでペンケースがすっきりしました。
使いやすいので事務所用、外出用、自宅用と3本持ってます。

あえて難点を言えばシンの入れにくさかな？

インクの出は（油性ボールペンにしては）かすれることもなく滑らかです。
グリップ部分も初めのうちは硬いのですが、徐々にやわらかくなってきます。といっても、びよーんとのびてしまうほどではなく、指に当たっても痛くない程度なので、筆記量の多い方にはお勧めです。

問題だとしたら2つ。
@あの独特の太さです。
もともとの（シャープペンまたはボールペン単独の）ドクターグリップユーザーなら違和感はないと思いますが、初めて持つと無駄に＆無意味に太くて重いもののように感じると思います。

Aクリップ部分と、ボールペンの色を変えるレバー（？）です。
正直なところ、ここの使い勝手はよくありません。シャープペンシルには中央の黒いレバー（本品は黒いボディなので黒ですが、黒以外にある白、銀、青、黄色の場合は銀色）を押すのですが、そこが細いのであまり押しやすくありません。
そして、ボールペンの色を変えるレバーも、とがっているので指には優しくありません。

AについてはZEBRAのClip-on Multiのほうが勝っているように思いますが、@については、ZEBRAのものはいつまでたっても硬いので、ドクターグリップの勝ちです。

私は長時間書く必要があるので、Aよりも@を優先してドクターグリップを愛用しています。

以前からドクターグリップを使っていたので、グリップの
太さはあんまり気になりませんが、細いものを使っている
人は、最初は少し違和感があるかも知れません。
また、シャーペンの部分のロックが少し弱いような気がします。
赤、黒、緑、青とボールペンは予定を書き込むのに色分けして
見やすくできます。