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王国の鍵1 アーサーの月曜日―The Keys to The Kingdom

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 主婦の友社
Amazon.co.jpで確認
一気に読みました。 ★★★★☆
書店でその渋くてかっこいい表紙に惹かれて購入。
この作者のほかの作品とかまったく知らないのですが、面白くて一気に読みました。

この作品は、喘息で体の弱い主人公のアーサーが、
ひょんなことから今いる世界と隣り合わせに存在する王国=“ハウス”の
正当なる後継者として選ばれ、“マンデー”“チューズデー”といった
曜日の名を持つ7人の堕落した創造主の管財人たちから、
支配権を取り戻すための戦いに巻き込まれていく、という物語。
この第1巻では、その最下層を支配する“マンデー”との戦いが描かれています。

アーサーのほか、創造主の書き残した遺書の一部である“ウィル”(彼は生きる文字)、
アーサーを助けてくれる元人間の子どもスージー、マンデーの部下である“ヌーン(昼役)”
“ドーン(暁役)”“ダスク(黄昏役)”、創世主に逆らい罰を与えられ続けている
“古き者”などなど、それぞれに魅力的なキャラクターたちが登場します。
それらのキャラクターたちの思惑が交錯する中、事態はどんどん進んでいき、
そのスピード感にぐんぐん引き込まれていきました。

全体の展開にはハリー・ポッターみたいなスピード感とスリルがあって、
でも細部に、よりダークで哲学的ニュアンスがあって好きです。
クリストファー・パオリーニの『エラゴン』とか、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』
とかが好きな人にもいいかも。ビジュアル的な設定も、ヨーロッパのアンティークっぽい感じでステキです。
次々登場する魔法グッズもわくわくさせてくれます。

巻末の案内によると、もうすぐ次の巻が出るはず。
本作で提示された世界がどんな風に広がり、深まっていくのか、そちらもすごく楽しみです!
おのずと続きが読みたくなる ★★★★☆
ガース・ニクスのファンタジーを読むのは、実は『サブリエル』以来。
久しぶりに現実逃避をしたくて手に取りました。
読み進めてみると、やっぱり夢中になります。
世界観もそうですが、なにより出てくるサブキャラが濃い!
私の中では主役をしのいでしまうほど。
フェッチャーやニスリング、そしてゼンマイ仕掛けの人形たちなど
アーサーを襲ってくる描写にゾクゾクします。
ガース・ニクスの(訳者の?)筆力には驚かされます。
とはいえ、第1巻は、ほんのさわり程度。
ハウスの下層世界しかわかっていないので、読みたい欲求がふつふつと。
まだまだ謎がいっぱいの古き者や口の悪いウィル、
(活躍するかもしれない)双子など、今後の展開が楽しみです。

もう一つの死生観 ★★★★☆
今作では、世界の成り立ちに焦点をあてて、古王国と比べてかなり現実的なあの世(のようなもの)が舞台になっています。神話や宗教がモチーフになっているようで、対象年齢が低めに設定されているのに比べて、世界観が若干複雑な印象を受けましたが・・。

『The keys to the kingdom』 シリーズとして洋書が刊行されたのはもう6年も前のこと。一週間になぞらえて、全7巻のシリーズになっているようで、本国と同様年1冊のペースで出されると、内容を忘れてしまいそうです。

巷で問題になっているインフルエンザウィルスが扱われていることもあって、間を空けずに刊行して頂けるといいですネ。






「セブンスタワー」に続く冒険シリーズ ★★★★☆
私にとってガース・ニクスと言えばやはり「古王国記」ですね。原題が「The Old Kingdom」の3巻シリーズは、圧倒的な迫真力をもったダークな世界観で読む者を呪縛したものです。この新作シリーズの原題「The Keys to The Kingdom」を見た瞬間に、当然の事として大いなる期待で盛り上がった訳ですが・・・。

主人公は7年生の転校生アーサー。登校初日に喘息の発作で死にかける。その時、目の前に現れた異様な人物から不思議な品物を渡され、それをきっかけに異世界での命がけの冒険に巻き込まれる・・・というお話。時間と空間が交差し、支配する者とされる者がいる世界で、「生きている文字」としての「遺書」の命ずるまま「7つの鍵」を手に入れるための冒険が始まる・・・。

一読して、「セブンスタワー」に近い雰囲気を感じます。それなりに緊張感溢れる展開になっていますので楽しめますね。