ブラームス:交響曲第3&4番 - インターネットデパート

史上最高のブラームス第４かもしれない。 ★★★★★

名盤ひしめくブラームス第４だが、私にはこんなにも心に、やさしく染み渡る演奏は他にない。ウィーン・フィルの力もあるのだろうが、世評高いクライバーと比較しても、段違いの豊かな音楽性が感じられる。特にしみじみと謳いあげた第２楽章の完成度の高さには、ただただ、頭をたれるしかない。しかも気品と格調の高さ、ブラームス晩年の「人生の秋」の境地に心豊かに包み込まれる。人生を歩む上での「伴侶」ともいうべき一枚。クリストファー・レイバーン率いるデッカ録音チームがソフィエン・ザールで遺した「デッカのウィーン・フィル」録音の最良の一枚、これこそ真の意味での「ヴィンテージ」だと思う。

優しさと温かみ ★★★★★

ドイツ的な硬く重厚な演奏と違い、温かく柔らか味のある演奏であると感じました。かと言ってダイナミックさに欠けることはありません。ケルテスとウィーンフィルの相性は、大変に良いように思いました。アナログ録音ですが、状態はとても良いと思います。1,000円で、この二大交響曲が聞けるのは、大変お得だと思います。

少し違和感がある ★★★★☆

夭逝したが、確かに名指揮者の一人に数えられるケルテスの、定評あるブラームスなのだが、どうなのだろう。特に三番で、指揮者の束縛にオケが表現に戸惑っているような箇所が散見されるように思った。管の細かい連符なども、執拗に揃えようとして、そこだけ浮いて聞こえる。けれど、その違和感はケルテスのものではなく、ブラームスの音楽そのものが持っているものなのかもしれず、その点では名演なのかもしれない。対して四番は、考え込むことなく、素直に名演と言える。特に第二楽章は、粘っこく歌い込むことなく、それでいて歌心に満ちた、澄み切った演奏で、厳粛ささえ感じた。こちらは、確かに後世に残すべき名演奏の一つに数えられるだろう。

４番 ★★★★☆

２楽章が夢心地っぽくていいなぁ～

流麗でかつ枯淡の境地を描く名盤 ★★★★☆

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