最近のどのメロハーバンドのアルバムよりも良いと思います。

　少なくともここ５年くらいの間に出たメロハーアルバムの中では

これが一番。

　１回聴いて「お？いいんじゃない？」、２回目「おぉ、かなり良い

んじゃない？」、３回目「良いなぁ〜これ」てな具合。

　ずば抜けたキラーチューンはない（でも「Ａ　ＬＩＦＥ　ＴＯ

ＤＩＥ　ＦＯＲ」というバラードはかなり好き）けども、飛ばして

いい曲もない。総じてクオリティの高い曲が揃っているということかな。

だから何度でも飽きずに聴ける。

　大袈裟じゃなく今年のナンバー１アルバム候補です。これは買いです。



　

それなりの量のHR/HMアルバムをきいてきましたが…このアルバムが生まれてからきいたアルバムで1番好きです!


このアルバムが最後になるだろうからとこのアルバムタイトルがついた様ですが…お願い、まだアルバム出して!一万円くらいでも買うから!


レビューにならずすみません。
でも、他のレビュアーのみなさんもこんな気持ちでは…?

89年の「ORGANIZED CRIME」をいまだに崇拝する私としては、それに匹敵する名盤の誕生に喜びを隠し切れません。
良質の北欧メタルに、現代の力強いギターリフが加わった感じで、＃７なんかはややGOTTHARDを思い起こすところもあります。
何より楽曲の質の高さでしょう。捨て曲なしアルバムとはこういうことです。私的には特に、＃４、６、９、11、12、13がいいですね。
こういうバンドが、楽曲のクオリティそのままで復活するのが嬉しい限りです。

　タイトルは大げさかもしれませんが、現在のミュージックシーンでは最早化石と言ってもいいようなメロディアスなハードロックが展開されており、「懐かしい」という感傷でなく、楽曲の質のあまりの高さに驚かされました。
　エッジのきいたギター、ときに現代風のヘヴィなリフを折り込みながらの曲展開は素晴らしく、フック満載の歌メロは、万人受けする要素が十分にあると思います。曲はおそらく、以前から書きためたものがかなりあると思われます（でないとこのアルバムの異常な質の高さの説明がつかない）。
　バンドの過去の実績・知名度を考えると、レコード会社、雑誌などのプッシュがどこまであるのか不安ですが、アルバムの質に応じた成功をバンドが手にしてほしいと願います。

　2006年にオリジナルボーカリストRobert Ernlundが復帰して初のフルアルバムです。
　その2006年のベスト版に収録された新曲の出来の良さからも新作への期待は高まっていましたが、これは予想を超える出来です！

　80年代の全盛期の魅力はそのままに、より成熟して帰ってきました。

　このバンドの一番の強みは、楽曲の良さで勝負できるところではないでしょうか。単に北欧ハードロック的な“透明感のある哀愁漂うメロディー”というだけでなく、聞き手の心の機微を確実にとらえる絶妙なソングライティング。これが、活動休止期間が長かったにもかかわらず、いまだに支持者が多い理由でしょう！本作でもそのソングライティングが冴え渡りまくっています！

　アップテンポ＆キャッチーな#2、爽快な王道チューン#3、まさに北欧的な良い意味でクサいメロディーが魅力の#4、甘く切ない極上のメロディーが聞き手のハートを鷲づかみにする#11、明るいながらもどこか切ない#12など、ツボを押さえた捨て曲なしの名盤です。しかも、全盛期よりも、メロディー遣いの“心をくすぐる度”がさらに高まっているようにも感じます。演奏面でも、タリスマンでおなじみの名ドラマーJamie Borgerがパワフルなビートで楽曲をかっちり引き締め、Anders Wikstromのギターーソロも、ツボを抑えたプレイで曲を盛り立てています。

　とにかく、伝説の名バンドが、その魅力を期待以上に発揮した、これ以上望みようのない名盤といえるでしょう！