前作に当るセカンドアルバムではそのJA RULEはノータッチで女性ボーカルとしてどれだけ成功するか試した。デビューアルバムは楽曲の内容、プロダクションが良かったため成功したものの、ボーカリストとしては今ひとつパッとせず、世間でも実力が無いと非難されたものだ。
だが、セカンドアルバムではしっかりとボーカル能力のレベルを上げ、確かに成長が感じられたのだ。それからさらに1年半、アルバムではいったいどんなレベルアップを見せてくれるか楽しみだ。
楽しみだと言えば、JA RULEと再び共演していることが一番のビッグサプライズであり、さらに、当時マーダーインクの作家の要として腕を振るっていたが、総帥アーヴ・ゴッティと決別したはずの7・アレリウスが再び参加していることも挙げられる。それ以外にも期待のニューカマーとの共演もありアルバムを盛り上げている。プロダクションもいつもどおりのアーヴ・ゴッティがメインとなり、期待通りの内容になっていることは間違いない。