どちらかというと「ホンダ」のサイドに立ち、トヨタをどう見ている
かという視点で描かれている。トヨタのビッツを見て刺激されフィットが紆余曲折を経て開発されたこと、フィットもオデッセイも企画段階ではボロクソにけなされ会社上層部には認めてもらえなかったことなど、よくある話とはいえやはり誰もがOKするような企画はヒットしないものなのだとあたらめて感じられた。
新書なので、明確な結論というか主張は出てこない。そこはそれで、
私のようなクルマ好きの人間には趣味の読書としてはそれでよい。
「ああ面白かった!」という爽快感が残ります。
少しでも興味があるなら、さっさと読んだほうが良い。