学問色のある『標準』に比べ、幾分臨床に重点を置いた眼科教科書。
大きめの文字、文字の色分け、たくさんのカラフルな写真などが特徴で、平易でわかりやすい構成になっている（研修医レベル）。最初に、眼科疾患を広く、体系的に捉える目的で使える教科書の中では、最良の書。
病期分類や治療法の詳しい解説まではなされていないので、臨床現場で使うには物足りない（”診療プラクティス”シリーズや”今日の”シリーズの助けがほしい）。

見開き2ページで左側に疾患に関し簡潔に説明があり、右側に写真などが載っています。簡潔に書かれているので初学者には比較的有用だと思います。眼科を目指す人にはこれでは足りないでしょう。