劇場で1800円払った、あなた。これは勉強です。
★☆☆☆☆
シャマランに要求すべき時代でないことは明確であるが、ああいう広報をとるのならば、それなりの説明責任があるのではないか。『サイン』はまだ、笑えることで許せたが、戦犯はA級にならざるを得ない状態に達している。かつて最高の脚本料をとった新進気鋭の映像作家も若くして引退を選択すべきかもしれない。
※これより作品の内容に触れますので、まだ未見で上記文章を踏まえたうえで劇場に足を運ばれる方は閲覧をご遠慮ください。
いくらかの刺激が欲しくなる夏に劇場で涼みながら恐怖とラストのカタルシスを安易に要求できるのならば決して高くない。シックスセンスはそのうえ、多少ながらも感動をプラスしてくれた。
CMやHPのトレーラーなどを拝見された方は突然の死が何の理由かを求めるだろう。いわゆるラストのオチを期待するのだ。哲学的な要素や2,3度見なければ気付かない点があっても一向に構わない。見終えた後に“なんだかわからないけれど面白かった”と言える単純な答えが待っているのなら。開始直後に謎の死が連続し様々な方法でアメリカ北東部で自殺が起こる。急に立ち止まり、意味不明な発言を残して。マーク・ウォールバーグ(緊張感のない言葉が喋れるサルではありません)と妻、そして友人(レグイザモ)にその子供の四人は安全な地へと逃れようとする。途中多くの死者を目撃し、恐怖にかられながらも何とか人里離れた場所へ逃げ込むが・・・。
冒頭から、様々な形の自殺の連続。ヒッチコックの亜流を名乗るかのごとく、無駄なカット割りが目立つ。
途中、恐怖にかられる人家での発砲による子供の死などもあり、何とも不快感ばかりが募る。それでも昇華されるべきカタルシスがあっての過程だろうと、我慢はするものの、植物がどうだの、風向きがどうだのと嫌な予感は次第に高まり…。
ラストは一番やってはいけないと言われる『テレビなどの解説者が説明』を堂々と披露。妊娠検査薬(あえて書く!)はそれでも人類は愛により子孫繁栄をとかなんとかかんとか!?何かあるのではと、スタッフロール後に期待する観客を尻目に劇場には照明、ポニョのテーマが流れる。
メッセージを物語の細部にちりばめていますなんて、そんなものは劇場未公開のDVDにでも書いとけ!私の映画に対する嗅覚は年々衰える一方だ。
※この作品を支持されている方々に、不快な思いをさせて申し訳ございません。これは私の個人的な意見ですので、ご了承ください。
グロくて楽しめました
★★★★★
画質はまあ綺麗かなという感じで、驚くほどの高画質というわけではございません。
評価が低いようですが、私は楽しめました。中学生程度の発想を毎回テーマにしているこの監督、私は大好きです。かなり不評であった「サイン」も大好きです。この映画もグロくえげつなく楽しめました。特にライオンのシーンは、「サイン」のホームビデオ同様ドキドキしました。
音声解説がなかったのが残念です。
出オチ
★★☆☆☆
映画の冒頭…道行く人が突然止まったり、隣で話してた友人がおかしくなるシーンはぎこちなさ満載でもっとありふれた日常の中で歯車が狂いだす描写を撮れなかったのかと最初から残念な気分になりました。
少人数で逃げるだけの構図、子供の前で悲劇が起こったり、おかしな人の家に泊まって事件が起きたり、主人公に関係なく突然収束を迎えるラストと、…なんとなくあの映画とダブって見えます。「鳥」を意識したといってますが、それを超える斬新なオリジナリティは今回はないですね。
特典映像はBDならではのボリュームでトリビアも楽しそうなんですが、本編に愛着があってこそなのでそこまで興味がわきませんでした。また今作はPG13ではなくR15指定作品を撮ることがプランに入っていたみたいで、直接的な残酷な描写もあるんですが、目指すところはそこじゃないだろうとため息もでました。(そのシーンも今では大したこともない)。
映画なんでいろんな制約があるのは当然ですが、その中でも作家性を感じる映画監督だと認識してたので、今作はほんとに残念です。
シャラマンの映画は二度と見ません
★☆☆☆☆
ストーリー、演出すべてが近年稀にみる適当さ。酷いです。
まともな理論なく自然を敵視したり、大量の人間が死ぬことなど、
そこに適切な理由が存在しななければモラルに欠く事を
この監督はわかってないのでしょう。
ただ、人が死ぬ映画です。
そこに愛情や論理的なものはありません。
映画がとても好きで、いろんな作品を見てきましたが
その存在を軽視されたような腹立たしい気持ちになりました。
みなさん「シックスセンス」シャマランで騙されないよう
気を付けてください。
森林伐採などする人間は確かに
★★★☆☆
緑の地球にとって悪玉菌で、地球が持つ自然治癒力による惨事、という見方もありますが。…として観ても☆☆☆止まりです。