大人の都合というフィルター越しに少女たちの生態を淡々と描いたロリコン御用達な11冊目。方針として明るい作品は他誌で暗い作品はLOでとのこと。いつもの癒されるような笑顔は少なく無理目な作り笑いに痛々しささえ滲み出てる分岐点な一冊。少女のセツナサを愛する方へ。
★★★★☆
★4の中。
著者の11冊目。
教師と女生徒のエロ集会『先生の女児』。
ワガママな兄と従順な妹のお話『兄の当選確率』。
えっちビデオに出ていた妹の話『妹の秘めごと』。
アパート階上階下で青年と少女の恋物語『恋の料理と隠し味』。
父に仕込まれる少女のささやかなウキウキのお話『内緒ナイショないしょ』。
大1枚で妹を売る兄のお話『ドキドキ一姦教育』。
親戚少女とラブラブになる青年のお話『西からエースがやってきた』。
愛情に飢えた少女と青年とのコミュニケーション『会いたいな、会えるかな』。
10頁ショートの『神様がくれた物』。
酔っぱらうとエッチな生き物になる父に好き放題にされる少女のお話『301の日高さん』。
素人少女モデルの撮影会情話な『604の石川さん』および『202の川上さん?』。
ほか、カバー内にも漫画アリ。
コメディーからシリアスまで幅広い作風の著者ですが、後書きによれば「ロリコン向け雑誌であるところのLOでは明るい話を描くことを辞めた」とのことです。
というワケで、よりシリアスに傾倒した作品が今回は多めで、ちょっぴりアンニュイですが、だからといって著者の作風自体が変わってません。
推定年齢9〜13歳の貧乳少女たちが、大人の都合で股を開きます。
基本的に、著者が描いているのはロリコンのためのファンタジーです。
今回はかなり醒めた目線で少女を捉えています。
2編を除けば少女の笑顔は引き攣り気味。
さらにドラマチックを排除して淡々と描いた作品が多く、テイストも揃ってますが、如何せん暗めなお話が多いため、苦手な方は注意してくださいませ。
子供同士のえっちは好きでもロリコンの気が無い方なら痛々しく感じることでしょう。
少女のセツナサは充分表現されてて雰囲気は上々ですが、その辺、好みに合わせてご判断を。