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ミスティック・リバー [Blu-ray]

価格: ¥2,500
カテゴリ: Blu-ray
ブランド: ワーナー・ホーム・ビデオ
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バケラッタ ★★★★★
これはいい 皆さんみるよーに アカデミー賞作品?・・・
不幸のまま終わりを迎えても ★★★★★
毎回思うけれど、イーストウッドが作る映画は音楽がとてもいい。
「許されざる者」も「ミリオンダラー・ベイビー」も、
そしてこの「ミスティック・リバー」も。
胸に渦巻く「なぜ」「どうして」というやるせなさの嵐が、
エンディングに流れる曲を聞くと、不思議と穏やかになっていく。
ああそうか、そうなんだなって。

人間は、いったいいつから「幸せな人生」を望むようになるのでしょうか。
そしてどこまでが不幸で、どこからが幸せなのだろう、と考えてしまいました。

過去のトラウマに囚われ続け、大人になった今も抜け出せずにいるデイブは弱者であり不幸です。
本人の思いや努力とは全く関わりがなくても、それは認めなければならない現実。
どう見方を変えても変わらない事実。
だけど、この作品が伝えたかったことは、そこからもっと先にあるような気もします。

自分の弱さ、自分が抱え込んだ不幸と、人生をかけて闘ったデイブ。
自らの不幸(娘が殺されたこと)を受け入れられず、他人の幸せ(生きていること)を許せず、
自分(の人生)を愛するあまり他人を抹殺して欲望を満たしたジミー。

そう考えると、デイブの命が不条理に奪われたことは不幸に違いないけれども、
彼の犯した罪がその闘いによるものだったと明らかになったことは、不幸じゃない。
そのことで、私はかなり救われました。
不幸な人生が(たとえ不幸のまま終わりを迎えても)悪い人生ではないと思うから。
真っ暗な部屋で観たい映画 ★★★★★
ブルーレイを購入して初めてこの映画を観ました。
衝撃のバッドエンドにより観る者の淡い期待を打ち砕く映画は数あれど、この作品は別格です。
決して楽しい映画でも感動する映画でもありませんが心に残るものは大きいです

画質は結構いいです。まあそんなに昔の映画じゃないから当たり前かもしれませんけど。

そんなわけで、映画も気に入って、画質も良くて、特典も充実しているので
この値段で買えたことには満足しているのですが、こんなに重苦しい映画をもう1度観ようと思うかは謎です。


人を傷つけ人に傷つくは、終わりなき人の業なり。 ★★★★☆
幼馴染3人の一人デイブは、少年時代の忌わしい経験以来心に傷を負っている。
ジミーも後に仲間の裏切りなどに遭い、悲しみと憎しみの過去を隠している。
FBI捜査官としてエリート街道を行くショーンも、深刻な家庭の問題を抱えている。
大人になり、とある殺人事件をきっかけに再会したところからそれぞれの心の傷が
疼き出す。

これに限らず、クリント・イーストウッド監督は描きたいものが非常に明確だと感じる。
単に原作やキャスティングの良さだけでなく、その明確さが俳優の好演技を引き出し、
作品の重厚さに一役買っているのではないだろうか。
メインは間違いなく人間ドラマ。しかし推理サスペンスとしても奥が深く、非常に中身の
濃い作品である。

パレードの行列を挟んでジミーとショーンがジェスチャーで会話するラストシーンは、
二人の傷つけ合いの始まりを暗示している。
人が負った心の傷は、河で洗い流したくらいでは決して消えない。