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モノローグ

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 毎日新聞社
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「内省」から「発信」へ ★★★★★
いわゆる「ミュージシャン本」ではないと感じた。これは角松氏の告白本であり、啓蒙書であり、警告書である。
本書のエッセイの中で、彼はあらゆる時事問題について触れている。ゆき過ぎた混沌の中でひとりの人間として抱える責任感、そして反対にすり抜けていくようなもどかしさ…。そういった葛藤を乗り越えて、いかに音楽で大衆に伝えられるか。それを成していくことは彼にとってまさに使命であり、彼が音楽と一体となって生きるゆえんである。過去に数枚発表した内省的な作品でさえも、彼はただの心情吐露としてではなく、そこに大きなものを見いだしたからこそ、使命に駆られ身を粉にしてまでも世に送り出したのだ。私はまさに、音楽家として完璧であろうとするその姿に惹かれたのだ。
また、“日本人であること”も、この本の中では大きなテーマになっている。日本人であることを意識せず、誇りにせず生きる先に、どんなツケが待ちかまえているかを考えさせられるきっかけになった。
対談では、過去の自分の行いについても触れている。はっきりとした言葉で過去を語り、過ちを認める彼は、潔くも人間臭かった。真のうたびととしての姿がそこにあった。尊敬と畏怖の念を新たにさせられた一冊だった。
…。 ★☆☆☆☆
残念ながら、星ひとつ。
寒いから角松鍋。 ★★★★★
やっぱこの人ちょっぴり宇宙人の血が流れてるんじゃないかなんて思いたくなる凄い本。病める日本が本来できるであろう姿を身を持って実践してる本であえて盲点をひっけらかして訳の分からんものなど世の中に無いと紐解く勇気や苦労だけでも全然身にしみて真似できない。そこに答えがある感じで日本人やってるのがしみじみ嫌なる感じ。読んだ後、一人でヤケ酒を起したくなってしまいそーなこの男版おしんともいうべきバイブルは普段、我々の生活苦、世間苦では味わえない潜在苦に翻弄された作り手の現実を如実に物語っていると同時に今後のマーケットの在り方やそれを支える命たちへの強烈なメッセージにも見て取れる。個人的には角松もファンも頑張って欲しいなぁ
自分の人生を省みたくなります ★★★★★
この書をとおして彼が伝えたかったことは,これまでの彼の曲を聴いてみないと,本当のところは分からないのかもしれません。
でも,彼の音楽と向き合う姿勢を読んでいると,自分の生き方さえ省みなければならないような気持ちになってしまうのは,
彼が自分の楽曲に対して,ずっと責任を持っていこうとする真剣な気持ちが,そうさせるのだろうと思いました。

エッセイのように気軽に読むことができますが,私にとっては,自分自身を振り返ることができる,とても深い1冊でした。