ネヴィル・ブロディは1980年代に初頭にロンドン・カレッジ・オブ・プリンティングに学んだあと、フェティッシュ・レコード社の芸術監督としてグラフィック言語を実験的に使用したことで絵画と新しい構成センスを統合した。そしてこの経験をもとに、1981年から'86年にかけてフェイス誌のアートディレクターとして商業的な環境作りを創始した人である。
特に雑誌「アレナ」では、アップルのコンピューターを使って、より表現的で絵画的なスタイルに進化させたタイポグラフィティの元祖とも言うべき人である。
本書はその集大成、タイポグラフィティのバイブルともいえるものとして推薦できる。見ているだけでシナプスがぴしぴしと反応する。
閑話休題。タイポグラフィティってなんとなくゲシュタルト崩壊と関係ある気がするのって僕だけかなぁ(●^o^●)。