「背後霊の不思議」を読んで
★★★★★
斎藤一人さんの推薦図書になっていましたので購入しましたが、やはりためになる本でした。
シルバーバーチの近藤千雄・訳
★★★☆☆
『シルバーバーチの霊訓』で有名な近藤氏による邦訳。
本書は「背後霊の不思議」なので、どれだけ「背後霊」に
的を絞って書いてあるのかと期待していたが、内容は90%は
背後霊とは関係がない。
またシルバーバーチ全12巻は、訳文が終始穏やかな印象であったが、
こちらは割りと辛辣であり、同じ訳者であるが、訳文の体裁は
かなり異なり、読んでいて手厳しいと思うところが幾分ある。
従って、読者諸氏にいたっては、読書中に不快に思うこともあるかもしれない。
世の中には「信仰治療」と「心霊治療」というものがあるらしい。
信仰治療はキリスト教会やいわゆる新興宗教やカルト教団で行われるようなもので、
やれ信仰が足りないとか、感謝の気持ちが足りないとか、寄付が足りないとか
そういう類のものであるが、本書で説かれているのは無論それではなく
後者の「心霊治療」の方である。平たく言えば、施術者は霊媒となり、何もしない。
霊媒を通して背後霊団がエネルギーを患者に注ぎ込んで、患者の
病気が治癒または軽減するそうだ。
以下に目次を紹介する。
まえがき
第1章 なぜ病気になるのか
第2章 健康へのカギ
第3章 心霊治療家の仕事
第4章 生命の源にプラグを差し込め
第5章 成功へのカギ
第6章 財運を招くコツ
第7章 ほんとうの財産とは
第8章 満ち足りた人生を送るには
第9章 知恵を働かせるコツ
第10章 性生活の偏見をなくそう
第11章 質問に答える
あとがき
付録 『死』とは何か―悩める人へのガイドブック
本書は第4章までが、ひとつのまとまりで、心霊治療に関してであり、
第5章以降は、延々とお説教が続く。
シルバーバーチなどを読んでいれば、何を今更…というような
内容であるので、読んでもあまり面白くはなかった。
第10章は異論反論が続々出そうである。およそ文明社会に慣れた
我々の感覚からすれば受け入れがたい感覚とも言えるが、
凝り固まった思考方法を柔軟にしてみる体操のようなものと
捉えれば良いのではないだろうか…。
テスター氏の人生訓。
★★★★★
表題は『背後霊の不思議』とされていますが内容的には
心霊治療家であったテスター氏の人生訓に近いかなと思いました。
ですが霊能者でなければ背後霊との語り合い(コミニュケーション)は難しいが
触れ合い(コミューン)であれば誰にでもできるとしてその簡単な方法が
紹介されていてとても参考になりました。
私も毎夜実践していますがこのところ目覚めた後の気分がいいので驚いています。
シルバーバーチも誤った宗教の教えが無知と混乱を招くと霊訓の中で度々示唆していますが
氏も本書の中で子供のときからの誤った宗教が自身の束縛と偏見を生みしいては病気をも産む
と記述しており非常に強い感銘を受けました。
それというのも私本人が子供のときから27年間、創価学会の会員であったからです。
その害毒は性的な事項(罪悪感)にまで及ぶと言います。
まったくもってその通りです!
そして心の状態、持ち方、あり様がほとんどの病気の源であるとされています。
いかに『不安、心配、怒り』などを払拭し考えを常に楽観的に保ち
『動物を含めた利他愛』の実践こそが健康へのカギであると述べられています。
本書は心を病む現代人の希望の書です。
前向きに生きることの大切さを学びました。
多くの方に読んでいただきたいです!!