つぐみからおすそ分けされたかんぱちの切り身が
ナギそっくりのものに顕現するところから物語が始まります。
そして内容的にはかんなぎが未読だとわからないネタが多いので
かんなぎ既読の方向けです。
アンソロジーのノリが平気な方は問題なく読めると思いますが
アンソロジーが若干苦手な方ですと少し辛いかもしれません。

この『かんぱち』という作品は、
武梨えり先生の『かんなぎ』が好きで
コミックやアニメも見た人向けに作られています。
原作を知らなければ「なにそれ？」と思う所が多少あります。

結城心一先生っぽいな、と思う描写もあります。

『かんなぎ』7巻が待ち遠しい人は『かんぱち』を読んで待ちましょう。
7巻を待つような人なら、この作品は気に入ると思います。

評価は☆三つにしましたが、『かんぱち』にはとても満足してます。