How to use Sexyに象徴される“セクシー後藤真希”をはじめ、
彼女のなかの「アンニュイ」や、「憂い」や「ビッチ感」という表情こそ評価する自分としては、
あからさまにミスマッチな「度を越した“明”」を打ち出したような作品など
確実に彼女のディスコグラフィーを汚してる、非常にナシなナンバーもいくつかはある訳ですが。。
それでもこの♪スクランブルに関しては
これはこれで…なんていう安い譲歩すら一切なしで、純粋に名曲だな☆と感じます。

このミュージックビデオは勿論、TVなどでみた彼女の表情が「憂い」とはまた違った「みずみずしさ」に満ちていて、
楽曲のナチュラルなポジティブさにもきれいにフィットしていた印象。

表情はまだ少女なのになんだかスッキリしちゃって、OL的な日常描写をキュートな視点で綴ってるような歌詞も
発表されたのが夏だったコトも
彼女の当時のイメージも
色んなモノがシンクロしていて、「明るい後藤真希」を割りとまっすぐ受け入れてみれていました。
そしてなんといっても元気を貰えた。

アレンジも、ゴージャスなストリングスがキラキラで気持ちよい!
そこがまた他のクール系の楽曲にもつながる「アーバンさ加減」がほんのり!

諸々含め
これを歌ったのが彼女――しかも当時の――で良かった。

あと衣装もオートクチュール風イメージで可愛いかった☆
ヘッドセットもゴールドだしっ。
爽やか+キラキラ=センセーション♪

今までの後藤の曲は「周囲の」イメージに合わせてクールだったり、逆にちょっと子供っぽすぎたりした感じもあったが、キー・曲の内容ともにシングルでは初めてといっていい、素に一番近い形での曲だと思う。

PVはメイキングで後藤本人が語っているようにストーリー仕立てになっているが、正直初回はごっちんかわいいなぁ、と思って見ててさっぱり理解できなかった（苦笑）これまた後藤本人が語っているが、何度も見直して欲しい。
PVの別バージョン、Smile Ver.は前回のSexy Guyや松浦の「ね～え？」のような振り付けバージョンではなく、全編ほぼバストアップで後藤が微笑んでいる（タイトルどおり）バージョン。微笑む後藤にノックアウトされてしまう人も多いと思うが、踊リストの方でこれ目当てだと要注意。

ＣＤが売れない時代と言われますが、ユーザーニーズは確実にＤＶＤへ流れています。
その傾向はビジュアルが重要なアイドルほど顕著に現れます。
前作は通常のＰＶ以外にダンスバージョンやメイキングが入り￥1500分きっちり楽しめましたが、今回も期待できるでしょう
今回の曲は爽やかなアイドルソングで前作とは１８０度違った後藤真希がみれます。

ちょっと痩せ過ぎなのが気になります。