日本の英語教育改革に必要な本だった
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外資の企業に新卒として就職したが、英語専門学校を出たにも関わらず、バイリンガルのように流暢な英語が話せなかった。
英検の実力では企業ではモノ足りないことを実感。
1990年代の外資企業での社員から退職して10年以上、2000年を過ぎて日本の教育はやっと兆しを見せた。
一読した後に小泉内閣の英語教育一貫校(日本初)学校法人ぐんま国際アカデミー(群馬県太田市)の理事長に著書を送った。
スイッチの入れ方とアウトプット(ディベート)がいかに大切なことを次世代の子供たちに伝えたかったのです。
新しいスタイルの英語指南書
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初めに、筆者のハーバード留学時代のエピソードが非常に面白く、
どんどんとページが進んでいった。
また、後半の英語の習得法も具体的で、
すぐにでも使えるような斬新なアイデアがたくさん書かれてあり、
しかもどれも実用的であるように思う。
また、本の中で筆者が、英語の習得とは、
ただ言語を習得するだけが目的ではなく、
自分自身を進化させ、人間力を上げる「ツール」であると述べていたが、
その考えにはっとさせられると同時に非常に深い共感を覚えた。
これはまさに「英語習得法」という名の「自己啓発本」であり、
これから留学しようと考えている人への新しい「留学指南書」と
なりえるだろう。
ビジネスパーソンにとっての英語学習
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著者の体験に基づく英語学習法で、とにかく実践的。ハーバードビジネススクール(HBS)に入学したものの、いきなりクラスで最下位となった著者が、どうやって優秀な成績を収め、その後英会話学校を起業し、上場させるまでになったか、とても興味深い。
子供と大人の英語学習法は根本的に異なる。子供は日常英語、大人(特にビジネスパーソン)は思考英語を学ぶべき。大人には戦略的に学ぶ術がある。英語の学習を通じて、自分を進化させることができる。など、眼から鱗が落ちるアドバイスが満載。「今さら・・・」と思っている人も、英語を学びたくなりそう。
ボブ・ディランの「風に吹かれて」を使った習得例は、響きました。
間に挟み込まれる、HBSでの人間味溢れるエピソードもほほえましい。