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The Teammates: A Portrait of a Friendship

価格: ¥2,389
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Hyperion
Amazon.co.jpで確認
もう一度訳し直して・・ ★★☆☆☆
確かに他の方が書かれたように翻訳が良くないと感じる。野球の知識の欠如もあるが、もっと根本的に日本語の文章として推敲不足で違和感がある。翻訳に時間がかけられなかったことよりも人選に問題があったのでは。ハルバースタムのスポーツノンフィクションの一人一人が生き生きと躍動感ある文章(翻訳で)を読んできただけに、レッドソックスの歴史と背景の都市ボストンとファン気質がもっと読み手に伝わるよき翻訳者の手でもう一度と私は思う。
読みにくかったけど、心暖まる内容。 ★★★☆☆
邦訳本のせいか、とても読みにくく、すらすら読める感じではありませんでした。また、訳し方のせいかわかりませんが、読んでいるといつのまにか場面が変わっているということがときどきあったような。
ただ、登場する人物が魅力的な人だということは伝わってきました。ここ数年、日本でも注目されている大リーグの先人の話ということで買いましたが、こういった本を他にも読みたくなりました。そういった意味では、私としては読んでよかったです。
論外! ★☆☆☆☆
編集部のまったく独りよがりな邦題のつけ方が、いかに失敗であったか。某大手書店の検索リストで、スポーツや野球関連書ではなく、「ペット」の項目に乗せられていたことだけでも明らかであろう。
翻訳はもう「論外」というほかない。そもそもこの訳者はベースボールの歴史などについてまったく知らないのではないか? 左打者に有利なことで知られるヤンキースタジアムを堂々と「右打者有利」と誤訳していたり、とにかくページをめくるたびにストレスがたまった。ハルバースタムの格調高い原文がめちゃくちゃである。過去、最悪の邦訳書であることは間違いない。
邦題の失敗 ★★★☆☆
常盤新平氏訳の「男たちの大リーグ」の続編とも言える作品。この作品を訳したいと願った大リーグ通は多かっただろう。誤植の多さが目立つ。原書を読んだ私としてはやはり原題のままがよかった。

訳文の人名表記は、我々齢70に近い人間には馴染み深い表記を採用しており、近年のファンには間違いに思えるむきもあるだろう。初めて米国チームがやってきたときの神々しさが懐かしい。
ちなみに「男たちの大リーグ」もジョニー・ペスキーとボビー・ドアーが入れ替わるという初歩的誤訳があり、苦笑した記憶がある。

我々原文を読んでいる大リーグ通は、とかく厳しい書評を記してしまいがちだが、できれば邦題を変え、時間をかけた上での再版を望む。

急ぎすぎた邦訳出版 ★★★☆☆
2003年、アメリカで発売された野球書籍の中で、マイケル・ルイスの"Moneyball"とともに話題を独占した一冊。著者は野球ノンフィクションの第一人者、デヴィット・ハルバースタム。

「最後の四割打者」テッド・ウィリアムスと、ボストン・レッドソックス時代の同僚選手3人の親交を描く。不世出の大打者と、努力によって栄光の座を勝ち取った仲間の交流を、ウィリアムスの死を軸に、過去と現在をつなぎながら話は進められる。1940、50年代という、野球が真の意味で国民的娯楽であった時代の、選手たちの息遣いが感じられるのは、ハルバースタムの野球への愛情と、取材対象の内部に入り込む取材能力のなせる業だろう。

ただ、翻訳は詰めの甘さが散見される。人名の誤記、記録の間違いは訳者のアメリカ野球に対する理解の薄さを、そして、誤記誤植の多さは編集者の編集能力の水準を示しており、完成度は決して高いとはいえない。「2004年大リーグ日本開幕シリーズ記念」とあるが、もし3月末日の出版を目指しての「急ぎの仕事」であるなら、残念としか言いようがない。

自己の作品に対して徹底した「品質管理」を行うハルバースタム。その彼の翻訳だけに、より繊細な注意が払われていれば、原著の面白さをより的確に伝えられただろう。

なお、原題は"The Team mate"であり、邦題は編集部の発案により付されたものである。