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なぜ、日本人は韓国人が嫌いなのか。―隣の国で考えたこと (WAC BUNKO)

価格: ¥980
カテゴリ: 単行本
ブランド: ワック
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冷戦の終わりとともに無意味になった本 ★☆☆☆☆
著者は右派外交官なので、同盟国であるが、日本で人気のない
韓国を擁護しなければならなかった。日本人に韓国人を好きになって貰う
ために本書を書いた、と言うことだろう。彼は韓国と日本がいかに歴史、
文化の面で親しいかを主張しているが、内容は???である。
冷戦が終わり、韓国との同盟の意義も薄まったので本書の意味もなくなった
といえる。
陳腐化はしていない。が、読みやすく書き直してほしかったです。 ★★★☆☆
 本書は、外交官の岡崎氏が1973-76年に韓国大使館に在勤した際に記した氏にとって最初の著書であり、1983年に中央公論社から出版された『隣の国で考えたこと』の改題・改訂版です。30年以上前に書かれているため、当時の日韓関係−国としての関係だけでなく、日本人・韓国人の国民感情−とは異なる面が現れていることは「解説(P.349)」の西岡力氏が指摘する通りです。しかし、岡崎氏が提起した歴史と言語、比較文化、民族、差別・偏見といった多岐にわたるテーマについての仮説の大部分は現時点でも陳腐化していないとの西岡氏の指摘(P.349)はレビュアーも首肯できます。

 岡崎氏の問題意識は「日韓の相互理解という見地からは、日本人の韓国に対する無知の方が甚だしいという事実は認めざるを得ない(略)(P.347)」というものです。外交官である氏には駐在国の人々には日本の事情を説明し、日本には駐在国の状況を説明するという任務が課されます。本書はその仕事の一部ですが、同時に、「日本にとってたった一人の親類の国、それが韓国だ、というのが、本書を書いたときの私の発見だった。そのときの新鮮な喜びを今でも覚えている(P.4)」という感想から類推されるように、外交官の立場というよりも氏個人の独自の問題意識と観察、考察に基づく著述です。そのため、初めての著書ということで文章表現にやや分かり難さがある点は否めないものの、強烈な問題意識とエネルギーが迸る文章であることも事実です。

 韓流ドラマの人気は定着しましたが、韓国の歴史や偉人を日本人がどれだけ知っているか、となると、本書の旧版が書かれた頃と大差はないかもしれません。また、竹島を巡る議論など、韓国と日本との悪感情が再生産されている場面も見受けられます。感情的な議論に走るのではなく、裏付けられた事実に基づく韓国理解と議論は極めて重要だと気付かされました。
岡崎氏痛恨の一作 ★☆☆☆☆
1977年に出された岡崎氏痛恨の一作
韓国大使になったのも、省内のもめ事に絡む問題だったので
韓国の事をよく理解しないまま書いてしまった著作だったのでしょう
ご本人も後悔してるのではないでしょうか
2000年以降の岡崎氏の発言を聞いていると、この本の内容は意味が無いでしょう
隣の国の歴史をもっと知りたくなった ★★★★★
久しぶりに良書を読んだ。「目からウロコ」ということもある。
余りに韓国の歴史を知らない。全羅道と慶尚道、安重根のこと
ソウルには何度か行ったが、慶州や光州を訪ねてもっと身近の
文化を知りたいと思った。
韓国を「誤解」しているのではなく「理解」していないことが
よくわかった。
版元・著者・タイトルで買うと、読んだら溜め息出ます。 ★★☆☆☆
 版元のワックは、元週刊文春編集長(元UNOも)の花田凱紀が役員で、WILLという保守系論談誌も出しているようなところで、花田人脈を中心に、いろいろ復刊モノも手掛けている。で、著者が岡崎久彦というから、自ずと論調は・・・と読み出したら、これがけっこう、そうでもない。下のレビューでも「トンデモ本」と評しているが、そういう表現でも差し支えないかもしれない。
 外交官は国家のためにウソをつく職業、と言ったのは誰だったか忘れたが、昨今の日本の外交官は、自己の栄達のために、日本国民に対して真実を曲げているような気がしている。ここでは、岡崎もそうだとは言わないで、とりあえず、留保しておくが・・・。
 19世紀後半からの帝国主義の時代を語るのに、忘れてはならないのが、「キリスト教」勢力の存在だと評者は考えている。宣教師のことですね。乱暴に言えば、当時、アジア各国は非文明国しかなく、キリスト教に改宗することで、いや、それによってのみ、文明国に脱皮できると「彼ら」は考えた。それで「彼ら」が赴任地で学校や病院を建てて回ったのは、そのこと自体は当該国の住民にとっても悪いことではなかったろうが、ところが、「日本教」に改宗しても、近代化が可能なことが現実になってきた。台湾で実績ができ、朝鮮でも同様だった。宣教のレゾンデートルの危機だ。
 すると、1919年の三一暴動が起こり、支那でも日貨排斥。「太平洋戦争」が始まってからは、フィリピンでの排日活動。蒋介石の女房は誰だったか。
 というような話は、この本では読めません。この本では、日本は朝鮮でひどいことをしたから、三一暴動が起こったし、フィリピンは米国から独立する直前だったから、日本はお邪魔虫だったそうだ。
 岡崎が現役外交官時代の著作だが、宣教師のビエイビアとなぞらえてしまった。
 西岡力が解説を書いているが、私の力量では評論できないてな旨のことを書いて、直接の批評から逃げている。可哀想に、お付き合いで書かされたんだろうね。
 でも、なんでワックがこんな本を復刻したのかな。中身読んだのかな。タイトルだけは、昨今の売れセンに変えて、羊頭狗肉な本です。