いつか幸せではなく、いまが幸せ
★★★★★
考えてみると、人は自分の努力が誰かに認めてもらうと自信がつき、
認められなければ自信を失い、マイナス思考に占領され、
さらに悪い方向に転がっていっているように思う。
でも、それでは「自分の人生は他人次第」ということ。
この絵本の主人公ヒカリが言った言葉
「人に認められるために生きる人生なんてつまらない」
「誰かに認められようが、認められまいが、
自分を信じて生きている人こそが自己実現している人の本当の姿」
というメッセージにハッとさせられてしまった。
人に人生をゆだねている限り幸せはつかめないのかもしれない。
この絵本は子どもでも読めるような物語形式になっているけど、
大人に向けたメッセージでもあるように思う。
たぶん、一回読んだだけではメッセージをすべて理解することはできなそうで、
何回も、何年も読み返しながら、自分なりの幸せの真実が少しずつ
わかっていくような気がする。