「北条泰時ぐらい常識円満にして思慮に富み、思いやりがあり、しかも果断で誠実な日本人は少ない。つまり彼は、理想的な日本男子なのである。そうして、この本物の日本男子は、西洋人から見ると気違いに見えることは、実に面白いことではないだろうか」
僕はたとえ西洋人に訝られようとも本物の日本男子に憧れるし、この精神を世界中の人々に理解して貰えるよう努力しようと思う。
尚、本書で繰り返し述べられている国体なる意味を詳しく知りたい方は里見岸雄の『天皇とは何か』を薦める。憲法・歴史・国体をこれほど精密に論じている本は無いと断言できる。読んで損はしない本である。