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ドサ健ばくち地獄 (上) (角川文庫 (5834))

価格: ¥483
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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人によるでしょう ★★★★☆
このドサ健ばくち地獄は私的には「残念」な作品。
同じく阿佐田氏の小説好きな友人は「かなり面白い」との作品。
なのでコレは人によるでしょう。
ただ、私は麻雀放浪記のドサ健を期待したのですが
哲也は出て来ません、そして麻雀メインでもありません。
メインは「手本引き」。
私好みではありませんが星4つ。(星3つでは少ないし。)

私が読んだ阿佐田氏の小説ランクでいうと(あくまで私個人の好みで)
1.麻雀放浪記シリーズ1~4。
2.黄金の腕、牌の魔術師。
3.雀鬼くずれ、麻雀狂時代、新・麻雀放浪記。ドサ健博打地獄(上下)←ここ。
4.東一局五十二本場。ギャンブル党狼派。
5.次郎長放浪記、雀鬼五十番勝負、ああ勝負師、ギャンブル人生論。
まぁこんな感じです。

阿佐田哲也の美学の到達点 ★★★★★
作者が幼少時から追求してきた、空想上の舞台でさまざまなキャラクターが総当りで戦うリーグ戦の手法を、麻雀放浪記の主要キャラドサ健を主人公にして描いた長編。
しかし別のエッセイで作者が触れているように、実は作者が本当に好んでいるのはボクシングのクリンチ合戦であり、相撲の水入り試合なので、残酷でドラスチックな結末を期待する一般読者の期待通りにはいかない。
下巻のエンディングはそんな作者の美学のひとつの到達点であるといえよう。