親しみやすくわかりやすい
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かけ算をタイルで示しながら、筆算の仕方を丁寧に教えていきます。更に筆算の仕組みの説明を加えて、21×3は1×3と20×3という考え方も導いています。(かける数とかけられる数が入れ替わっても同じである)
また、筆算の時に答を書く場所の「位」の基準を決めることを「位取り」と説明してます。そして2桁かける2桁の計算から、位取りの基準をわかりやすく示しています。このような流れで3桁かける3桁の計算まで網羅しています。
全てにおいて、子どもの思考に無理のない流れになっている点、まついのりこさんの可愛らしいイラストの解説がついて親しみやすくわかりやすい点で良書だと思いました。我が子は本書を使い、一人で筆算をマスターしました。算数に興味のあるお子さんの自習用に、算数が苦手なお子さんであれば、親子で取り組む教材として最良だと思いました。