映画「イマジン」 WARNER THE BEST 入り。
★★★★★
1,500円で「WARNER THE BEST」に入ったが およそ膨大な記録の中からこの時間にまとめただけあって
とても引き締まった内容となっている。
庭に潜んで ファンの青年の一人がジョンレノンに会って、作品やジョンレノンに「人生の何事か」を 訊こうとしているシーンがある。 ジョンレノンはその青年に「特別な何かがあるわけではない」と言いながらも、青年を屋敷に招き入れて 食事を共にする。 解説では、この青年は「変わった青年」とされているけれども
ジョンレノンの作品の中に 真摯に人生の何事かの真実を 求める姿勢とも取れて微笑ましく思った。
「ジョンはこうしたファンにも責任を感じていました」と ヨーコの言葉が入っているが
その通りかと思う。 青春は、そのくらい ひたむきであって良いのだと思う。
何よりも ジョンレノン、ビートルズの作品には 一部の人に対しては
それだけ感化させてしまう影響力を持っていることの証左だと思う。
LET IT BE ルーフトップの場面も ほんの、少し入っている。
改めて、全編を観たが、ジョン・レノンのDVDとしてやっぱり、出色。
all the people livinng for today.
★★★★★
ジョンレノンの生涯を綴ったフィルムです。彼(等)が生み出した数々の曲に乗せて、数々の映像がまるでパッチワークのように画面の上を流れて行きます。「ジョン」の存在のほんの一部を観ているにすぎないのですが、いつの間にかジョンの世界に引き込まれていきます。私の印象に残った部分は、「ジョン」の何気ない日常を切り取った場面です。「Imagine」の一節に「全ての人々が日々(いま)を生きている」とありますが、善きも悪きも、生きとし生けるものはみな「今この刹那」を生きているという事実を知り、受け入れることができるかい?と問いかけられているような気がします。普段何気なく過ごす日常の積み重ねで今の自分が存在するという事実をいま改めて自覚することが必要な気がします。それが出来たとき、「ジョン」のImagineが現実に近づいていく、そんな気がします。