人生に「志ん生色」のスパイスを。
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「あくび指南」に出てくる吉原の女性の声が何とも素敵で、面白おかしい!何度も聞いてしまいます。志ん生師匠の元気でキレのいい江戸弁がなんとも心地いいです。マクラも、志ん生師匠ならでは!「噺家は3日もやると辞められない。で、4日目になるといやになっちゃうんですな」。嫌になっちゃう、って言われてアハハと笑えるこの心地よさ。「まあ、ナンですなァ」、「なんだ、わけのわからねえ」っていうこの「間」の心地よさ。人生の考え方に少し「志ん生色」のスパイスを加えると、生きるのが少し楽になる気がします。