前作oneがすごく好きでモノブライト好きになりました。でもこのアルバム聴いて思ったのは前作が120点だったらこれは70点位かなあと。なんかちょっと似よりな曲調が多いかなって感じました。このバンドは今日を生きてるからそういうこともあるかな?もっともっと化けてもっと格好よくなることを願って。でも2と6は私の好きなモノブライトな感じがしてステキです。あーー一度ライブを見たいもんです

"みんなのうた"という言葉をこのアルバムの解説文で見ましたが
まさにその言葉がしっくりくる、バラエティーに富んでおり、
大声でシングアロングできるようなアルバムでした。
直球ポップ、パンク、UKロック、テクノ、ピアノバラード、、、
どれもお遊び的なものじゃなく、いたって真面目に、高いポップ性と完成度を持ったものに仕上げています。
ここまで幅広くやりきれるロックバンドはなかなか希少な存在ではないでしょうか。
桃野君のヴォーカルも良いですね。男気とダイナミズムに溢れてて、
最近の若手ロックバンドにはあんまり居ない系統に思えました。

とにかく前作よりカラフルになった。
どの曲もクセが強いし、ざっくばらんな"リスナー振り回しまくり快感ロック"になっている。
打ち込みで驚かされたと思えば、いきなり自慰行為の曲は来るし、
かと思えばドストレートなポップチューンも演奏され、泣かせる美メロの曲まで。
一筋縄で終わることの無い、捻くれまくりのアルバムだ。
そして、バンドとしての一体感が非常に強くなった。
どのパートもガッチリと音と音とが火花を散らしており、そのスリリングなアンサンブルは、
聞かせるものを興奮させること間違いなし。
もちろん、聞かせる曲ではしっとりとした安定感のあるアレンジをしてくれますし。
前作はどちらかというと、「桃野陽介」アルバムだったが、
今作は間違いなく「monobright」のアルバムだ。

しかしだ、しかし。
何せどの曲も浅い。まだまだ追求できる部分の残りまくった曲が多いし。
もっと猥雑なアルバムを作らなきゃダメだと思う。やりたい放題の。
今作はアルバムを通してスーッと聞ける。
それは間違いなく、このバンドの目指している方向とは違うはずだ。
もっと毒を吐け。もっと棘で刺せ。
リスナーを置いてけぼりにしてくれ。
ということで、個人的には「まだまだ」感が否めない作品だった。

monobright待望の2ndアルバム、タイトルは、まぁヒネリのない感じですが非常に素晴らしい作品です。
1stリリースから1年半というタームでミニアルバム1枚、シングル3枚を挟み
製作されたこのアルバム。リリース済みの作品が多く収録されていますが
アルバムの流れにうまくメリ込んでいます。

へんた…天才ソングライター桃野の楽曲に対し、桃野の色を出した曲に仕上げるという従来の印象から
バンド全体でのまとまりを感じる作品になったと思います。
このアルバムで一番語るべき曲はなんといっても「The2」です。
文句のつけどころがなくて悔しい、そんな史上最強なポップソングです。
うさんくさいスカも泣きのバラードも同じ姿勢で立ち向かうあたり、やっぱりこいつらへんた…天才だなぁと感心致しました。
1stでのキッチリと計算されたドイツ的なロックアルバムも格好よかったですが
近作のサイケデリックでめくるめく色彩を味わえるオランダ的なアルバムも非常にかっこいいです。
ニューウェーブ好きな方におすすめです。
迷わず聴けよ、聴けばわかるさ。

この内容だと確かに、白ポロ＋黒のタイトジーンズではもはやイメージがおさまらないでしょう。それをはっきりと感じさせるようなカラフルなアルバムに仕上がってます。
『アナタMAGIC』のようなポップの王道を行く感じの曲から、じっくりと聞かせるタイプな曲調の『別の海』、そしてモノブラらしさ満載の『物語』。多種多様な曲調で何度聴いても新鮮な感じがします。これからもっともっと伸びていくバンドだと思うので、気になった方は是非とも聴いてみて下さいませ♪前作『monobright one』も合わせてオススメです。