ちょんまげか・・・
★★★☆☆
表紙絵の左側の女の子っぽいのがヒロイン(と一応書いておく)ですが
一話の終わりでちょんまげになってしまいます・・
確かに性別的にはそれで妥当なことではありますが
もうしばらく元の髪型でいてほしかった・・・
もう一つの現代の会社での話も
キャラクターのバックグラウンドがよく描けてるし
ストーリーの進め方、テンポはすごく良いと思いますので
おすすめ出来ます。
一作ごとにお話が良くなっていってる
★★★★★
表題作は江戸時代舞台の男花嫁モノ
もう一遍は、年下ノンケ×お堅いゲイ上司
結構、王道の組み合わせです
しかし何と言うか普通とは違う読後を山中作品には感じます
普通は攻受どちらかの視点でBL漫画とは描かれるものなのですが
出だしからどこか第三者視点で読まされてるような気がするんですよね
外から二人を見ているような
作者の目線と読者の目線が合わさっているような
主人公が以外が物語りを語る小説とかでは良くみる客観的な語り方
今回は特にそれを謙虚に出ていたように感じました
そうすることにより、登場人物の過去やトラウマや状況
お互いの惹かれていく過程などが読者にスルリと入り込んでいく
感情移入をしなくても見守るように読み進められる
2編とも続編では主人公達ではなく、昔の家来?と同僚という
物語の上の第三者に視点をあずけることによって
また違う趣を読者に与えています
物語の外側・第三者と視点を変えることによって
主人公達に物語を語らせるより、さらに情緒深いものになっている
こういう趣向を意識してやっているのかわかりませんが
他の作家さんに見ない面白いやりかただなぁっと思いました
デビュー作から追っていますが
物語的の詰めが甘いところがありながらも
独特のセンスや散りばめたエピソード回収の上手さ
不思議と温かいラストの締めくくりと
この作家さんならではの魅力があり、毎回違うも面白みを感じます
絵柄は私も最初は苦手でした
上手なワケではないけど、個性があって今は好きです
腰乃・門地かおり・草間さかえ・藤たまき
そういう個性的な線画が大丈夫な方は受け入れやすいかな?
ですが、絵で伝える技術というのは漫画で大切なので
絵柄の個性はこのままに、自分のものにして鮮麗されれればいいなぁ
藤たまき先生なんかは、あの絵柄だから話が引き立つ!!というのもある
個性は十分あるので
この絵柄のままのレベルアップを望みます
辛いところもありますが
それを補完してしまうぐらいのお話の良さでした
お勧めできます。
★★★★☆
山中さんの作品は初めて読んだのですが、中々良かったです。
作品の背景(余白)を色々と想像させてくれる作品でした。キャラクターも魅力的。
これからチェックしていきたい漫画家さんになりました。
但し、他の方のレビューにもある通り、絵にはまだ拙さもあります。
その後に読んだ山中さんの初コミックス「初恋の70%は」よりは格段に腕を上げているものの、水の描き方はダメだと思いました。。 前後のセリフで「水」だと判断できましたが…
大人な場面(!)も、まだまだ…
とは言え、これから注目の漫画家さんです。
うーん……
★★☆☆☆
レビューの評価が高かったので購入してみたのですが、まず、絵がつたなすぎて……味があると言えばまあそうとも言えるのかもしれませんがラフなタッチと言うよりは雑な印象でした。絵だけならまだストーリーに入り込めば気にならなくなるのですが、そのストーリーもわかりにくく(たぶん絵でうまく表現できていないせいもありますね)、いい話なんですが表現があっさりしすぎていて、え、これで終わり?みたいな感じがしました。かっこいいシーンとかいいセリフはあるんですが、感情の動きがいまいち伝わってこない。好きになったきっかけはわかるんだけど、もうちょっとなんかこうキュンとくるなにかがなしにこれでいいの?というような……。一緒に入っていたリーマンものも、トラウマのせいとか理由付けはあるんですが、変態っぽくて退いてしまった。ちょっといいなと思っててもノンケの男がそんなの見せられたらどん退きでしょう。そんな感じで全体的に好きではないなーというのがこの作者さんへの評価となりました。
絵、
★☆☆☆☆
今まで縁の無かった作家さんでしたが、評価が大変良かったので購入しました。
が、私には・・・とにかく絵がダメでした。
素人でも もっと上手く描ける人もいるんじゃないの?!
着物が水に濡れてしまったカットも、全然濡れているようには見えなくて、
だから意味がわからなくって、数カット戻って読み返したり、
表情もどれも同じだったり、そこから手足は出てないだろう?
何だか紙っぺらみたいに平らだなぁ・・・とか。
とにかく内容以前に絵。
自分はページをめくるたびに、眉間のしわが深くなった。