素晴らしい「猫の画集」のような絵本
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表紙からもわかるように猫が絵画のように芸術的に美しく描かれています。全てのページの猫が、「本物同様の野性的な眼差し」や「本格的な芸術的なタッチ(筆使い)」で描かれ、「表情もとても生き生き」としています。他の漫画やイラスト的な猫の絵本とは一線を隔しています。また表紙の背景色の茶色も美しい微妙な茶色で置いて置くだけで目を引いて素敵!です。猫好きな大人やお子様必携の書ですね。末永く出版してほしい絵本です。また絵は全然違いますが、ピーターラビットシリーズのビアトリクス・ポターが描くこねこのトムのおはなし (ピーターラビットの絵本 4)も猫好きな方にお薦めです。また猫好きのお子様に特にお勧めなのがモペットちゃんのおはなし (ピーターラビットの絵本 5)。子猫がネズミを捕まえる話で娘のお気に入り絵本でした。
絵が素晴らしい!!
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もともと母が大ファンでしたが、私も大人になった今、改めて見返してみても素晴らしいの一言に尽きます。グラビアンスキーの絵は、写真のような絵とは違い、最も絵らしい絵で、しかし生き生きと、基本はしっかりと表現されつつ斬新な筆遣いで描かれ、ただただ憧れるばかりです。この本は、一枚一枚絵に合った絵本らしい言葉で可愛らしい猫たちが綴られてゆきますが、ただの絵本というより、グラビアンスキーの画集と言ってもいいでしょう。この値段なら買って損なし!
ありがとう、グラビアンスキーさん!
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幼稚園の時、父に買って貰ってから?年。表紙がちぎれ、シミだらけになってしまったのに、いまだに捨てられず、本棚に立てかけてある、私の「お宝」絵本。猫たちは今にも本の中から抜け出して来るかのよう。鋭い躍動感とリアルさがあるのにコテコテとは描いておらず、まるで水墨画のようなタッチ。グラビアンスキーさん、あなたの描いたこの絵本に出会えて、私は言葉に表せない「何か豊かなもの」を得たような気がします。「1976年に交通事故死した」と聞いたけれど、あなたと何処かで出会えたなら、手をとって「ありがとう、グラビアンスキーさん!」と叫びたい。
すてきな絵と詩の世界
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子供の頃に楽しんで、ずっと忘れていましたが、子供ができて思い出しました。
タイトルも作者も忘れてしまいましたが、きれいで独特な絵ははっきりと頭に残っていましたので、絵のイメージを頼りに探して購入。
今は、2才の娘が夢中です。
こんなきれいで迫力があって、ユーモラスでかわいい絵は最近の絵本になかなかありません。この本みたいに詩的なお話も少ないです。
イラスト的で漫画チックなかわいい絵本もいいですが、できれば、小さい子供には一生の思い出に残るような素敵な絵本をたくさん見せてあげたいです。
とにかく絵が素晴らしい!
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ポーランドの画家、グラビアンスキーの手によって、猫の表情や動きが実に生き生きと描かれています。
子供だけでなく、大人の猫好きの方に是非お勧めしたい絵本です。