今回のリマスターはなかなか良い!
★★★★★
元々2001年のキャッスル盤のリマスター音源はかなり音質が良く、十分に満足出来るレベルの仕様ではあったが、今回デフ・ジャケ目当てで買ったら…意外にも音の方も結構グレードアップしていてちょっと嬉しい誤算だった。
具体的には音圧が上がり、よりウォームで柔らかいアナログっぽいサウンドに近づいた気がする。一般的な汎用コンポでそう感じるのだから、もし高価なチューブ・アンプをシステムに組み込んでいれば『至高の音』が味わえるのではないだろうか。
あとは、紙ジャケ目当てで買ってもなかなか楽しめる。ちょうど一年程前にMC5の紙ジャケ・シリーズが発売されたが、その時と同じワールド・ニュー・ロック・シリーズの文字抜き帯が再現されているのが面白い。
4枚組ベスト盤を持っている人には既発音源ばかりだが、保存版とするには過去最良の企画であったと思う。