レゲェは好んでよく聴くが、ここまで喪失感の漂う曲を聴いたことがない。夏真っ盛りというより夏終わり。

特に圧巻なのが9分を超える「ＯＢＯＥ」。
太いベースラインのうえに乗っかるふわふわしたミトゥのキーボード。なんともいえないノスタルジーと高揚感を味あわせてくれる。

この1曲のため買っても損ではない。稀有な作品。

ヴィンテージレゲエをモダンなダンスミュージックとして捉えなおした
画期的ジャマイカンレアグルーヴ集「100％DYNAMITE」シリーズにつづいて
英SOUL JAZZレーベルが送りだしたのは、故 Jackie MittooのSTUDIO ONE音源からのベスト盤でした。

Jackie Mittooは、現在のジャマイカンミュージックの礎を作った伝説的なグループ、
スカタライツの鍵盤奏者で、グループ解散後もSAX奏者ローランドアルフォンソらと共に、
ソウルブラザーズ、ソウルヴェンダーズなどのグループに中心メンバーとして参加。
ミュージシャン、アレンジャーとして数々の名曲（STUDIO ONEのほとんどのトラック）に携った伝説的なミュージシャンです。

このベスト盤はSOUL JAZZのレーベルカラーが色濃く反映された選曲になっており、
ファンクやジャズ、ソウルミュージックからの強い影響を受けた、クールなダンスミュージックとして、
モッドなスカ、グルーヴィーなロックステディー、メロウなレゲエが15曲収録されています。
所謂レゲエのイメージから逸脱した部分での Jackie Mittooの魅力を楽しめるのが本作の肝であるともいえます。
レゲエに固定観念のある人もこのアルバムを聴いてもらえれば、
レゲエがハイブリッドで、多様な側面をもった音楽であることが理解してもらえると思います。

このアルバムでジャマイカ音楽、レゲエが気になった皆様には、
おなじくSOUL JAZZレーベルから出ている
ソウル、ファンクよりのSTUDIO ONE音源を集めた編集盤「STUDIO ONE SOUL」をオススメします。
多分レゲエのアレを変えると思いますよ。

Soul Jazz Recordsがコンパイルしたジャマイカのキーボーディスト、ジャッキー・ミットゥーの決定盤!!
ジャッキー・ミットゥーはスカタライツ出身の鍵盤弾きで、CD屋さんのレゲエ・コーナーに行けばすぐに出会えるでしょう。
しかしこのコーナーに偏見を持って近寄らない方も多いのでは？そんな人にオススメなのがこの作品。ジャケットを見ても一目瞭然、ラスタカラーの服にドレッド頭でマリファナをスパスパってなレゲエのイメージとは全然違う、クールでメロウなジャマイカン・オールディーズの傑作集で、レゲエ以前のダンス・ミュージック、スカ、ロックステディの入門編的１枚。
クールでジャジーでソウルフルで、笑えて泣けて踊れるミウジクッ!!
さぁレジへ急ぐのだ、そしてアナタもゲット・ハッピー!!
ジャマイカの音楽で踊ろうじゃまいか!!

ほんと、偶然にこのＣＤを知りました。
それまでこの方のことは全く知らなかったのですが、悔しいです。
もっと早く聴いていればと思う程、素晴らしい音楽です。
レゲエとかスカのコーナーは普段興味を示さないためか素通りしてましたが、このＣＤは結構名盤級の作品みたいですね。
中古ＣＤ屋で偶然かかってて、店員さんに教えてもらったのですが、これは今の私の耳が欲しがっていた音楽でした！
ああ、また一人気になるアーティストが増えてしまった・・・。
でも買って良かった、そう思えるＣＤってなかなか無いもんですよ？

実質jakie mittooのＣＤ買うなら　曲、音質等これが最高ではないでしょうか？
特にレゲエに偏見を持ってる人や、レアグルーブ好き、チルアウト系の音楽を
探してる人などにも聞いて欲しいです。僕は、大枚はたいてアナログでのオリジナルアルバムをほとんど持ってますが、結局こればっかり聞いてます。