記憶に残りそうな良作
★★★★★
これはいろんな楽しみ方ができる作品だと思う。
まず、「旅情」。表紙にSLと桜の絵が描いてあるように、SLや桜で有名な路線が複数登場する。沿線や車両、駅、そして桜の様子が詳細に記述されており、目に浮かぶようである。
そして、「スリル」。物語はいったいどのような結末を迎えるのだろうか。そんな思いが最後の方まで絶えることのない、飽きない展開である。
それから「人情」。登場人物、特に犯人の心境には、読後も思いを馳せることができる。
さらに、本作品の取材の様子が過去にDVD化されている。レンタルして観たことがあるので、一層楽しむことができた。