シカの死から見る森の自然
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森の写真動物記8
宮崎さんの同シリーズである草食獣に次いで見せていただいた。
今回はキツネ、タヌキ、イタチ、テン、オコジョが主人公である。
もっとも興味深かったのは無人撮影が出来るロボットカメラによるシカの死をめぐる森の自然。
雪に埋もれたシカの死体、やがてそれを種々な動物が食べる、冬の間にすっかり食べつくされ骨と毛が残る、しかしその骨と毛も夏には無くなり自然の大地に戻っている。
本来の動物(人間も含めて)の姿なんだと思う。
本来はオオカミがいるはずなのに、それが絶滅してしまったことは人間の罪であろう。
ありのままの動物の顔が宮崎さんの写真には映し出されている。
ちなみに熊は別の巻に収められている。