今聞き返すと昔の音っぽいなーという印象があるのだけど、

斬新さは失われていないと思う。

この手のアルバムをもう一枚いまやってくれたら面白そう。

初めて聞いたバクチクがこのアルバムで、タナトスの最初のドラム「ドゥッタードゥタタ」で全身に鳥肌が立ってファンになりました。

全て良い曲。

約1年間のブランクが彼らに何をもたらしたか……それがこの作品ですべて感じ取れるとは思わないが、悟りとはまた違う感覚をもたらす"冷めた激情"とも言うべき威力=サウンド・パワーの巨大さには圧倒せざるをえない。先にリリースされた3で聴かれた妖しさはさらに増長し、アンビエントともテクノともプログレともアバンギャルドともくくれぬ不思議で心地よい音空間には、限りなく五感を刺激される。

毎回、実験的な事をして楽しませてもらえるバクチクの
アルバムですが今作はいまひとつです。
打ち込みを多用する事に拘りすぎたせいなのか
曲があまりいいとは感じません。

six nineは暗い中にも曲のパワーが凄かったので
最後まで聞けますが、この作品は打ち込みが目立ちすぎるせいか
最後まで通して聴くのは疲れます。
前作がすごく良かっただけに残念。

ファンの間ではそれほど評判が良くないアルバムだが、個人的にはとても大好きな一枚。

デジタルサウンドを大胆に取り入れながら、ポップな面もあり、B-Tらしさを確実に残している。うまくバランスが取れており、捨て曲がないことや音作りの巧さもあって、アルバムの完成度はすこぶる高い。

｢Six/Nine｣での異常なまでの冒険心にはついていけず、｢COSMOS｣の甘すぎるポップさには楽しめなかった身としては、これぞBUCK-TICKといいたい！

・・・と言いたい所だが、四曲目からダレ始める。でも最強ラップナンバー「マイファッキンバレンタイン」と、B-Tなりのラブソング「キミガシンダラ」は必聴。