様々な雰囲気を装うメロディーやアレンジ、
音全体に心が少しずつ溶け込んでいく。
子供から大人に成長していく彼らの行く道を、同じように自分と重ね、そして一緒に歩んでいく。
どこかREMにも通じる今作では特に、バンド全体としての音の厚みはもちろん、
それぞれの音が今まで以上に押し出されながら輝きを放っている。
ライブで聴いた3曲目の音感、8曲目の情感は鳥肌が立つほどに心を動かされました。
余談ですが、このジャケットと2ndアルバムの「something~」のジャケットを手がけたのは同一人物で、
travis millardというアーティストらしいです。
興味があればfudge factoryという名の公式サイトを見てください。
自分の武器を研いだ結果、不純物が消えてこの作品ができた。
純粋なまでの「歌」がここにはある。このサウンドの方向転換は、正当な進化なのだ。