先生の最大級の・・・・。
★★★★★
今巻は結婚式前夜までのふたりの様子が描かれています。
佐原の友人である飯沢が二人の学校に現れたり、
沙帆子と広澤がつきあっているという噂が流れたり・・・。
4巻は いつも以上に ベタ甘 ゲキ甘!!!
そりゃあ 明日結婚するってふたりなんだから甘くなって当たり前!
とお思いでしょう?
しかし!
この2人の場合 いまひとつ 相手が自分をどう想っているか
互いに自信がないものだから (まわりには駄々漏れですが・・・)
ベタベタラブラブ一直線とはいきません。
でも ゲキラブな恋人たちの話を 「これでもか これでもか!」 と読まされるよりも
こんなジレジレなふたりだからこその べタ甘を見せ付けられるほうが
きゅんきゅんの甘さが増すってもんでしょ?
だからこそ こんなにも 惹きつけられちゃうんでしょうね。
もう この時点で書き手の思惑にまんまと嵌められてしまっているってことです。
佐原が自分のセーターを沙帆子に着せちゃうシーンも好きだけど
結婚式前日のふたりのお昼の語らいのシーンがなんてったって大好き。
あれは 素直に自分の気持ちを伝えられない佐原の
最大級の告白に他ならないでしょう。
そうそう この本を読むときは お手元にコーヒーのご用意を。それもブラックで。
あま〜くて あま〜いから ブラックくらいでちょうどいいと思いますよ。
甘さにやられすぎませんように。