歌姫
★★★★★
フェイ・ウォンや北京ロックの人たちが影響を受けた人で「テレサ・テン」を上げていて興味を持ち、北京語の歌を聞いてみようと手にしたのがこのアルバムでした。
日本語の歌を北京語に変えたものが中心ですが、だからこそテレサが歌姫たる所以を知った気がしました。やわらかであたたかな響きは、天が与えた歌声。中国政府が一時期、淫靡だということで禁止したのは、その歌声の麻薬のような美しさを恐れたからでしょう。
テレサの日本語曲には日本語曲のよさがありますが、いちど北京語の歌を聴いてみたいなという方にはおすすめの一枚です。
言わば、テレサ・テンの中国語の歌の入門CD
★★★★☆
日本では演歌を歌わされていたため地味な印象が残るが、テレサ・テンはアジアではスーパースターだ。
しかし彼女の歌声をきちんと味わうには、本人の母国語で、本人が歌い慣れた母国の歌を聞かねばならぬ。このCDを聴くと、それがわかる。
「夜来香」と「何日君再来」を聞けるだけでもこのCDの価値は十分だが、その他の中国語オリジナル曲も中々いい曲が選ばれている。演奏も雰囲気が出ていてうっとりした気分になります。言わば、テレサ・テンの中国語の歌の入門CDといったところ。
ただ、日本でのヒット曲はやはり日本語で聴きたいと思うし、他人の曲のカバーはほとんど聴く気にもなれない(私はいつも飛ばしている)。
彼女が歌う中国語の曲には他にもいい曲があるので、このCDを聴いて本格的に中国語の曲、いや彼女の歌声を聴きたくなった方には、輸入盤などを探すことをおすすめします。
持ってて当然でしょ。
★★★★★
テレサのCDは60枚くらい持っていますが、ホントはこれ1枚あればいいぐらいの代表曲ばっかりだよね。テレサテンといやあ、やっぱ中国語でしょう。私は香港や中国からCDを買っていますが、いちばん最初に購入したのはこのアルバムでした。香港盤、中国盤、マレーシア盤のすべてをチェックしても、テレサの代表曲がこれだけ1枚に集まったアルバムはありません。ただ「別れの予感」の中国語バージョンがすべてのアルバムにも入ってないのが残念です。この曲が中国語訳される前にこの世を去ったので、歌う事が出来なかったらしいけど・・・私の持っているアルバムの中でも結局この1枚が最高なんですよね。テレサのファンならこれは持ってて当然でしょ?