またもやカナダ!
★★★★☆
おそるべしカナダ・ジャズヴォーカル界!
このダイアナ嬢、フランス語も上手です。
品があって洗練されていて、ほのかに色香が……
B・ディアリーやS・ケントにつらなるウィスパー系の潮流。
最終トラックの「ムーン・リヴァー」、心にしみます。
秋の夜長にピッタリ!
★★★★☆
CDに収められてる曲は、月と星に関連する曲。
日本では無名に近いダイアナの歌声は、とても自然で心地よく聴くことが出来る。
バックの演奏は、カナダで名うてのプレイヤーを起用したのが伺える。
十五夜は過ぎてしまったけど、月を眺めながら聴くと最高。
夜空のBGM
★★★★★
ふと耳にした軽やかな歌声が気になって、歌い手の名前の聞いたらまったく知らない女性シンガーだった。よくある雰囲気重視系のフィメール・ヴォーカリストかというと、案外そうでもなくて、耳を傾けて聴いてみるとアコースティックなギター、ピアノ、ベースのシンプルで洒脱なバッキングもレベルが高い。ベースとピアノを弾くドン・トンプソンは元ジム・ホールのバンドのメンバーで、カナダ・ジャズ界の重鎮とのこと。主役のダイアナ・パントンの、新人らしからぬ抑制の効いた歌唱が、ようやく涼しくなった今日この頃の夜風のように心地よい。秋から初冬の愛聴盤になりそうな予感。