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日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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玉石混交すぎるか ★☆☆☆☆
若手、中堅の研究者によるセミナーの内容を本に
したものだが内容が玉石混交。さすが飯田泰之の
ものは読ませるが。正直安易に作りすぎだろう。
そもそもこういう編著には編者の相当な力量が
要求されるが本書においてはあまり何の役割も
果たしていないのではないか。これこそ経験を
積んだ人間あるいはセンスの光る人間の面目躍如
になるのであろうけれども。
本田由紀さん目当て ★★★★☆
本田由紀さん目当てで読みました。
「中核的正社員」と「周辺的正社員」という考え方(実情?)が面白かったです。

飯田泰之さんの話も面白かったです。

ウィキペディアめいた要領のよさ ★★☆☆☆
ネットにおける言論のやり取りに疎い評者は、本書の拠って立つ「シノドス」なるサークルも全然知らなかった。本書に集う様々な立ち位置の論者たちが、互いに質問しあって議論を深めていくというのはよいことではあろうが、それを本にしてみたとき、ネット空間における双方向性はどのように担保されるのか?

話題性のあるネットメディアのコンテンツを本にすれば売れるだろうという安易なものを感じる。とは言え、評者のようなネットに疎いものにはありがたいとは言えるのだろう。

経済学の飯田泰之、政治学の吉田徹の章がそれなりに参考にはなった。それでも、セミナーでの講義を一定分量に収める必要性からも、端折ったものという感じは否めない。各論者のもっと詳しい論議を読みたかった。
中身は現在の日本社会の問題点が、概ね勢揃いし、それぞれの若手学者が簡潔にそのポイントを解説してくれているということになるのだろうが、どこかウィキペディアの解説めいて見えるのは評者の偏見やらひがみ根性の故だけだろうか?

『帝国の条件』とか『経済倫理=あなたは、なに主義?』の橋本努の「誰もネオリベラリズムを全面否定できない』という一文は巧妙だけれど、首肯できない議論だ。お坊ちゃまネオリベ論者の頭のよすぎるナイーブさが全開している。本人はお坊ちゃまお嬢ちゃまを不良の道へ唆す傾向があると、自身の言論活動を捉えてもいるようであるが。
多くの人々がネオリベ批判をすることで、己を経済体制に売りはしないというプライドを育んでいるとのたまうが、そんなもんか? 

現実的には人身売買が進行しているのではないのですか? 
アフリカとかアジアではそうであり(近現代史ではいつもそうだが、アフリカの人々が今次大不況の最大の被害者だ)、我が邦の仕事が無くなったら家も同時になくなるというのは、自己責任による致し方ないことなのですかね?
「批評によるガス抜き」などという悠長な次元は、疾うの昔に過ぎているのじゃあないだろうか?
「方法」の見本市 ★★★★★
 この本の論者たちは皆、方法意識が明確な人たちばかりである。それぞれの専門分野の方法の有効性・有用性と適用範囲、およびその限界についても熟知している
 専門家として鍛えられていることとともに、わからないこと、自分の専門分野の「方法」があまり有効でないかも知れない領域については、他分野の専門家に率直な質問をぶつけることができることも彼らの武器である。それぞれの章末についているクロスインタビューにおいて、それぞれが「素人」としての素朴な疑問、好奇心を提示することで、読者との距離を縮める効果をもたらしている。
 大学進学を目指す人たちに現代文の読解や小論文の指導をしている私にとって、彼らに自信を持って薦めることのできる一冊が出たことの喜びは大きい。学部、学科の選択について、学問の「方法」という観点でガイドできる、しかも一冊だけで。これは稀有なことだ。だって、他にはそんな一冊の本、思いつかないから。
 荻上チキが、文字通り「メディア」(単数だからミディアムか)として機能している。まさにインターディシプリナリーに個々の論者の間を動き回ることで、それぞれの論が有機的につながり、全体の見通しが開けてくる。
 一見、ハッタリ感があるこの書名だが、読み終えてみるとこれはどうやらハッタリではないようだ。いま日本が、そして世界がどうなっているのか知りたい、これからどうなるのかを考える手がかりを得たい、と思っているが何から読んだらよいのかわからない人たちに、直接、手に取ってほしいがゆえのこのタイトルなのであろう。膨大なコンテンツを独占しながら、内部の横の連係すらとることができず、「知」の成果を社会へ還元してゆくことができていない「大学」に対する挑発であると同時に、「大学」を越える新たな「知」の拠点づくりへの野望もほの見える。シノドスの次の動きにも注目したい。
月並みですが、目からウロコ ★★★★★
書名と著者に惹かれて購入。期待に違わぬ内容でした。政治不信や経済の停滞、教育をめぐる諸問題、新自由主義に対する評価、漠然とした不安感等々、現在の諸問題に対する見方が反転するような感覚を得ました。新聞やテレビでいわれていることは、いったい何なんだ、という気持ちになります。セミナーが元になっているためか、文章が平易で、理解しやすいのもいいです。できるだけ、多くの人に読んでもらいたい一冊です。