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福祉の公共哲学 (公共哲学叢書)

価格: ¥4,410
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京大学出版会
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福祉の歴史を知り、福祉の理論を知る ★★★★★
本書は、14人の学者の論文集である。私が本書を購入したきっかけは、塩野谷祐一氏が編者の一人であったということだ。塩野谷氏は、言うまでもなく、シュンペーター研究の第一人者であり、訳者でもある。塩野谷氏の論文のいくつかは、webでも読むことができる。私はこれに共鳴して塩野谷氏という経済学者に興味を持った。

さて、本書は、ロールズの正義論、国家福祉の歴史、セン、ハイエク、ドォーキンの福祉観、さらにリバタリアン森村進氏の論文、ワークフェア論など、ほぼ福祉に関する諸説、諸理論を網羅していると言って良いのだと思う。

福祉を学ぶ人のみでなく、より広く、経済学全般の研究者にも読んでいただきたい一冊だ。
公共哲学と実際の福祉制度の接点 ★★★★★
一体正義論やセンの理論は実際の制度に生かされているのか?
という疑問に対し最適の書。
1つの問題について一冊読みこなすのが辛い人でも、
興味のある章を参考にすればよい。

個人的には塩野谷祐一のロールズ論が目から鱗。
新しいことを言っているわけではないが、
他にこれほど分かりやすく述べたものは見たことがない。
章によっては難解な上に、
後に出てくる章を先に読まないとわからないものがあったりと順序的な問題もあるが
他の本を読みながら参照的に使うといいと思う。