アーティスト名
★★★★☆
CD1
1.FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD-RELAX
2.SIMPLE MINDS‐I TRAVEL
3.HUMAN LEAGUE‐HARD TIMES/LOVEACTION
4.JAPAN‐LIFE IN TOKYO
5.TALK TALK‐SUCH A SHAME
6.YAZOO‐NOBODY's DIARY
7.STEPHEN TIN TIN DUFFY‐KISS ME
8.LANDSCAPE‐EINSTEIN A GO GO
9.TEARS FOR FEARS‐CHANGE
10.HEAVEN 17‐PLAY TO WIN
11.FLOCK OF SEAGULLS‐WISHING
CD2
1.NEW ORDER‐CONFUSION
2.GRANDMASTER FLASH&THE FURIOUS FIVE‐MESSAGE
3.FREESTYLE‐DONT STOP THE ROCK
4.AFRICA BAMBAATAA‐PLANET ROCK
5.HASHIM‐ALーNAAYFIYSH
6.MANTRONIX‐BASSLINE
7.LL COOL J‐YOU'LL ROCK
8.SUGARHILL GANG‐APACHE
9.BREAK MACHINE‐STREET DANCE
10.GWEN GUTHRIE‐SEVENTH HEAVEN
11.YARBROUGH&PEOPLES‐DON'T STOP THE MUSIC
CD3
1.SOFT CELL‐TORCH
2.THE CURE‐WHY CAN'T I BE YOU
3.VISAGE‐PLESURE BOYS
4.ART OF NOISE‐CLOSE TO THE EDIT
5.THE ASSOCIATES‐CLUB COUNTRY
6.PROPAGANDA‐DUEL
7.TRIO‐DA DA DA
8.NUMAN&SHARPE‐CHANGE YOUR MIND
9.PETE SHELLEY‐HOMOSAPIEN
10.LAID BACK‐WHITE HORSE
11.WAS (NOT WAS)‐WHEEL ME OUT
2枚目はnew orderを除きアメリカのブラック系で占められている。全てNEW WAVE系で固めて欲しかったです。
追記:曲名を追加
12"/80s シリーズ最高にマニアック。エレポップ好きは要チェック!!
★★★★★
シリーズ最新作、この12"/80s/Electro: Pop コンピは、
これまでで最高にマニアックな収録内容だと思います。
まず、Frankie Goes to Hollywood-Relax は、一番カッコイイNew York Mix です。
この選曲からのスタートにまずもって感動しました。
そして入手困難なLandscape-Einstein a Go Go [12" Mix]は貴重です。
ディスク2のオープニングは、New Order-Confusion 。
この手のコンピにNew Order は極めてまれです。
ディスク3のオープニングは、これも名曲Soft Cell-Torch [Extended Version]。
Propagandaのポップな傑作Duel (Bittersweet) ロングバージョンも嬉しいですね。
ゴリー・ポッターさんのコメントどおり、
Associates-Club Country [12" Remix]は今作の超目玉。お宝ですよ〜!!
総体的にそのアーティストを代表する名曲以外から選曲されており、
他の12インチコンピ集ではお目にかかれないマニアックな選曲で、
コレクター必携の企画だと思います!!
80年代のガキンチョ
★★★★☆
アソシエイツのクラブカントリーについては熱く語られてるので割合。
Einstein a Go Go や Da Da (I Don't Love You You Don't Love Me Aha Aha Aha)
なんかも凄く良い。チープなのにトリッキーなあっさり味で、知らん間にリズムを刻んでしまう。
Life in Tokyo とか懐かしくて泣けた。
古着屋さんでナイスデザインなTシャツ購入感覚で楽しんでいただきたい。
アソシエイツの『クラブ・カントリー』12インチバージョン初CD!!これだけで「買い」です。
★★★★★
とりあえず、ディスク3に収録のアソシエイツの『クラブ・カントリー(12インチリミックス)』が(自分の知る限り)世界初CD化というだけで、迷わず「買い」です。商品が届くまでは「もしかしてアルバムバージョンなんじゃないか」と疑ってましたが、正真正銘、12インチバージョンでした。『パーティ・フィアーズ・トゥー』と双璧を成すアソシエイツの代表曲。U2のボノやビョークにも強い影響を与えたとされるシャーマン的な、何か物の怪が憑依したかのようなビリー・マッケンジーのボーカルのすごさは、現在でも全くそのインパクトを失っていない。彼が自ら命を絶ってから既に12年が経過したなんて信じられない位だ。こういう時空を越えた普遍性を感じさせるボーカルと言えば…自分の中ではイアン・カーティスと彼ぐらいしか思い浮かばない。
選曲全体に言えることは80年代のクラブの雰囲気、それは「現実逃避の手段としてのダンスミュージック」「抑圧されたエネルギーを解放させるための装置としてのクラブ」という感覚をうまく取り上げているなあ、という。2枚目のオールドスクール・ヒップホップ/エレクトロや、3枚目のニューロマンティック、それぞれゲットーに住む貧しい黒人や、同性愛よりの妖しい官能性など。なんというか、ヒップホップがメインストリームでセルアウトして久しい現在の状況や、性的マイノリティのリベレーションがそれなりに進んだ今の時代にはなかなか成立しにくい、アンダーグラウンドなヤバさと攻撃性と淫靡なエロティシズムが同居したダンスミュージックを堪能することが出来ます。
そういう意味でも、『クラブ・カントリー』は自分にとって永遠のアンセムだと思う。自分が自分らしく生きようとすること、生まれてきた歓びを追求しようとすることが、世間の反感を買い糾弾の対象となること。生き続ける限り「常識」と戦い続けなければならないという業を伴った生のあり様。僕がこの曲を聴いたのは確か今から5年程前だったが、その時よりも今の方が遥かにこの曲を聴いてこみ上げてくるものは大きいし、こんなにも胸を締め付けられるような気持ちにさせられるなんて、と驚いてしまう。
「歌い手は死んでも歌は生き続けて、聴き手の心を揺さぶり続ける。」そんな表現がこれほどしっくりくる人もそうそういないと思う。