バンド名のついたこのアルバムのジャケットには、恐ろしいマスクをかぶった暗いイメージのスリップノットの9人のメンバーが写っている。収録曲の歌詞も恐ろしく破壊的で、ジャケットのイメージ通りだ。だがスリップノットはInsane Clown Posseとは違う。マスクで才能のなさを隠しているわけではない。スリップノットのサウンドはKornといったミュージシャンの影響を受けているが、より攻撃的で特徴的だ。Slayerやデスメタルに近く、聴き応えがある上に驚くほどメロディーがいい。スリップノットや1990年代後半のネオ・メタル・ラップバンドにとって不可欠だったのが、プロデューサーのRoss Robinsonだった。KornやLimp Bizkitも手がけた彼は、アイオワ出身のスリップノットを見出し、自身のレーベル「I Am Records」と契約させた。彼の敏腕なプロデュースが、躍動感のある音楽、サンプラー、DJ、ギター、ボーカルCorey Taylorの熱意、幅広い音楽性と融合され、スリップノットは大きく成長した。誰にでも好まれるわけではないが、スリップノットは、熱心なファンたちを魅了している。Katherine Turman
最強
★★★★★
SLIPKNOTのアルバムは全部名盤なんだけど、この記念すべき1stアルバムはもはや神レベルです。
9人の才能がこれでもかと言わんばかりに激しくぶつかり合い、完璧な音楽を表現しています。
頭をガンガンぶつけたような激しい音楽なのに、聴いていると心が癒されます。
特にジョーイのドラムとコリィのヴォーカルが素晴らしい。
コリィは間違いなくNo.1ヴォーカリストです。彼より素晴らしい人がいるならぜひ教えてください。まぁありえないけどね。
衝撃を受けた
★★★★★
このころのslipknotは最高だった。ヴォーカルのコリィのデス声がかなり出てるし音楽にも狂気や怒りがこもってた。
彼らの音楽は一見がちゃがちゃと音を立ててるだけかと感じるかもしれないが、かなり洗練されたものである。メンバー
の演奏技術も高い。
そして彼らのマスクも魅力の一つだろう。ジャケットの中に入っている彼らのプロフィールを読んでいるだけでも面白
かった。メンバーのマスクへの思いや経緯を読むことで共感できる部分もあると思う。
メタルを聴いてみようと思っている人にはお勧めできます。
R.I.P.ポール・グレイ
★★★★★
スリップノットの作曲面で中核を担っていたレフティのベーシスト、ポール・グレイが亡くなった。
死因は現時点では明らかになっていないが、恐らくはオーバードーズだろう。会見の場に素顔で臨んだメンバー達が、沈痛の面持ちで悲しみに耐えている姿を見ると、胸が痛む。
A7Xのレヴに、メタル界のゴッドファーザーであるディオ。今度はポール。辛いニュースがあまりにも多すぎる。残されたメンバー達が立ち直り、新たに活動を再開させる日が来ることを切に願っている。
訃報以来、個人的にこのアルバムを聴いて喪に服しているのだが、発表当時の衝撃は未だに色あせることなく体に刻み込まれている。
日本盤、帯のコピーから「猟奇趣味的激烈音楽集団」と呼ばれるようになる、モンスター・バンドのデビュー作。メタル、ロック、インダストリアル、ノイズ、ラップ、あらゆるものをごった煮にして吐き出される轟音ナンバー。その中に織り込まれるキャッチーなメロディやリズム。ラウドとポップの絶妙の融合。
ロス・ロビンソンの音で、当時はKOЯN(原点回帰の新作に期待)譲りの要素も強いと感じたが、何せメンバーが9人。パーカッションが2人って「何するねんっ?」って感じだった。しかも全員がつなぎにマスク。ライブでは阿鼻叫喚のパフォーマンス。全てにおいて厭世観が漂い、病的で破壊的。でも、ハイ・エナジーで圧倒的だった。
3rdより、ロスから離れ、メロディも大幅に増量。整合感の増した音楽性に少しずつシフトしていっているが、個人的には、スリップノットのカタログはどれもお勧めだ。
ただ現在流通している、このアルバムの改訂版には、名曲「purity」が入っていないけど…悪しからず。
ドラッグで例えるとスピードボール?
★★★★★
やっぱこのプロデューサーはすごいと思うアルバム
メンバーが9人もいるけど、9人の必要性を感じるアルバム
この後に出したアルバムは全て、金魚のフンみたいなものだと思う
モウロクしてもこのアルバムは聞いていたい
マスクもかっこよかった…
猟奇的激烈音楽集団
★★★★★
1. 742617000027
じんわりと始まる揺れが嵐の前の静けさのようで、期待せずにはいられない音となっている。
2. Sic
3. Eyeless
音自体は軽いが聞かせるドラムスに引き込まれ、それに絡んでいるほかの音の重さに気づかされる。
しっかりと叫んでるボーカルにニヤリとさせられたw
4. Wait and bleed
5. Surfacing (Rough Mix)
ここあたりから、俺たちこんなこともできちゃちゃうんです的な・・・王道でありながらメロディアス背景をも演奏して魅せてくれる姿勢に驚いた
6. Spit it Out
7. Tattered and torn
8. Me Inside
9. Liberate
10. Prosthetics
走るなぁ(笑)一気に彼らの描いた敗退的で自虐的それでいて・・・あくまでも攻撃的で切れてしまいそうな精神力。
あの世界に引きずり込まれる。
叫んでる。もがいてる。一触即発!揺ら揺らと音に彷徨う・・心地いい闇とスピード。
出口のなかった10代を思い出すww
11. No Life
12. Diluted
13. Only One
ほんの少しだけ流れが変わった気がした。
何が・・と言われると難しいのだが(苦笑)なんていうか・・。
「今までのことを踏まえて」←そんな感じ(笑)
冒険をしてた足掻きが、少し大人びて、余計凄みを増した。そんな音が伝わってくる。
それまでどこか笑顔で聞いたいたのだけれど、自分も無表情になっていくのに気づいた。
14. Scissors
なぜこれがラストなのかが聞いてみるとよくわかる。なるほど・・・うん。
もがき・あがき・・・彼らがいる限り続いていく性。
15. Get This
16. Interloper
17. Despise
あっは!あはははは!もうwww好きにして〜〜〜!!突き抜けてて何でもありでwwHIPだかメタルだかHOPなんだかなんでもいいやww
最後まで楽しませてもらいました。
『馬鹿野郎!死にやがれ!殺せぇ!』
日常ではこの手の感情を極力出してはいけないと調教されて生きています。
けれど、この手の黒い感情を私たちは知っている。
それを音にしたらこうなった・・・そんなアルバムです。