子どものそばに新聞を!
★★★★☆
子育て、とりわけ小学生の子どもを持つ親御さん向けの書である。
昨今、新聞を取らない家庭が増えているとのこと。
2008年には、一世帯当たり発行部数がなんと0.98部と一を切ったという。
近年のインタ−ネット等の進展に伴う、
情報入手ツ−ルの電子媒体への移行などの要因もあろう。
いずれにしても紙媒体の“新聞離れ”はますます進むことが予想される。
そんな中、いかにも新聞業界の応援のようにとられかねない本書ではあるが、
新聞を「社会と自分とのかかわりを知だけでなく、
生きたニュ−スを題材に学力を高める最高の教材である」との受け止めには、大いに共感できる。
人生は正解のない問題の連続。
関心のアンテナを広げ、考える力をつけることによって、
自分なりの答を出せる大人になるうえで、
新聞が大切だという意味では、単に子どもだけでなく、
大人自身にとっても有効な示唆を含んでいるといえよう。
ただ一点。新聞の効用としての「学力」の捉え方が、
「考える力」に力点を置いているとはいうものの、
ややもすると国語、算数、理科、社会・・・と
中学、高校、大学への進学のための受験教育に直結した狭い学力観を
イメ−ジさせてしまうところが、
いささか気になるところ。
(表紙などキャッチコピ−など本書自体のPRも含めて)
<子どものそばに新聞を!>
これこそ、著者の素朴なメッセ−ジではないだろうか。
新聞は子どもの学力を伸ばす最適な教材です。
★★★★★
新聞は、毎日が新製品!
自分が検索したい情報以外も、強制的に得る事ができる新聞が「人間力」を高めます。
2011年度からスタートする「新学習指導要領」で「新聞」が小学校の授業に教材として、2012年度には中学校、2013年度には高校で順次取り入れられる予定です。
今から、お子様に“新聞を読む週間と環境”を作ってあげませんか。
小学生から「新聞」を読む子は大きく伸びる!
新聞で学力を伸ばす 切り取る、書く、話す (朝日新書)
池上彰の親子で新聞を読む!
池上彰の新聞勉強術
まぁ色々批判されてますが…
★★★☆☆
社会通念上有用な知識を身に付ける上では、矢張り新聞を読むことは有効であり、実社会の動向を知覚する上では欠かせない情報媒体です。何もネットが全てじゃないでしょ(笑)
筆者も普遍的で実用的な知識を得るには、新聞は有効だと言いたいのでは?
自分に不利益な情報を遮断し、新聞は欺瞞に満ちていると決め付けるのは如何なものかと(笑)
小学生の 親のためにね 書いた本
★★★★☆
1.内容
「『よりよい人生』」(p3)を生きるためには、小学生も新聞を読んだほうがよく、そのためには、紙の新聞をぜひ購読し、本書で提示した方法論をヒントとして、押し付けがましくならないように、小学生に新聞を読ませるように努力しよう。
2.評価
小学生がテレビやインターネットを見て悪いわけではないが(就職が現実味を帯びる高校生以上ならば、インターネットでニュースを見るのがもっと現実的になる(コンピュータを操るのが基本スキルだから))、読解力を鍛えたり、身近であろうことを想定したりすると、新聞を読ませることには十分意義があるので、この本の企画、主旨は評価する。ただ、著者の意見には結構疑問のあるところがあった(例えば、新聞だって「大人があらかじめ選んだ情報」(p63)、複数の新聞を読めばメディアリテラシーを鍛えられる(p212)とは思わない(作る側に立つのが一番))ので星1つ減らして、星4つ。
薦められたので読んでみた。
★☆☆☆☆
要は『活字』を読め!だろうと…んで、新聞は政治、経済等の情報が盛りだくさんなのでという具合なんだろうが…正直『新聞』『新聞』って押し付けがましい!!新聞だって色々な論調で書かれているから、読んで話し合うなら分かるけど、読んだら利口になる。とは思えない。只今!好評発売中!!ってなってたけど…必要性ない。