食生活・文化の変化
★★★★★
祖母、母、及び私(著者)の3代が作り食べてきたものを基にして、
暮らしの変化を読みとることができる。
食生活・文化の変化は、大きく言えば社会の変化と関係している。
本の中で、私自身が経験した食生活・文化に遭遇する。
思わず「懐かしい」と思う。
その懐かしい食生活・文化が、社会との関わりがあることがわかる。
例えば、「かっぱえびせん」出現の論考があった。
納得できる論考である。
十分に調査され、練られている本だ。
これから、日本の食生活・文化を考えていくとき、
この本は大いに役立つことであろう。
一体、日本の食生活・文化どこに行くのであろうか。
読み始めたら、「やめられない。とまらない。」のである。
一読に値する本だ。