良質な短編集
★★★★☆
プレイした感想としては、上記の通りです。
小説等で長編をしっかり読み込みたいタイプの方には不向きですが、
読後感の良い、軽いタッチの短編集がお好きな方にはお勧めします。
声優は豪華ですが、決して声だけのクソゲーではありませんでした。
難解な乙女ゲーに食傷気味の方や、コンプできずに積みゲーばかりが増えていく…
そんな方には良い気分転換になると思います。
どのルートも後味が良く、ほのぼのと甘かったです。
システムも快適でサクサクとコンプできるので、非常に楽でした!
この軽さが短所でもあり、長所でもあると言えます。
お手軽に乙女ゲーを楽しみたい方には良いのではないでしょうか。
絵柄は好き嫌いが別れそうですが、どのキャラも魅力的です!
クールな御曹司、優しい幼馴染み、ツンデレライバル、可愛い後輩、美貌の担任、
気障な探偵、シスコンの弟、バラエティに富んでます。
女性キャラも全員可愛らしく、嫌なタイプはいませんでした。
スキップが快適なので短く感じますが、いろいろな萌えが詰まったゲームです。
ルートによってシナリオの出来不出来は多少感じましたが、
納得いかないストーリー展開や奇をてらった設定もなく、コメディタッチの少女漫画というノリです。
また、このゲームには真相ルートがあり、
そこに謎や伏線の消化、ゲームの核となるテーマが集中していると感じました。
これをクリアするかどうかでゲーム全体の満足度がかなり違ってくると思います。
それなりに楽しんだのですが、BGMや背景、パラ上げ部分が今ひとつ…
立ち絵の酷さも目に余りました。スチルはなかなか綺麗でしたが。
そのせいでゲームの印象がもっさりしていた分をマイナスで☆4つ。