棚田を含む光景がますます好きになる
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なぜか棚田のある風景が好きです。日本だけでなく世界の棚田に興味があって、日本にはそう残って無いだろうなと思っていたのに、この本を見るとあちこちの日本の棚田が紹介されています。
棚田を維持するのは本当に大変なことだろうと思います。観光資源として活用できない棚田はどうしたら生き残れるんだろうとか考えてしまいます。
日本の自然、農業とは、いいものを残すことの大事さとは。。いろんなことを考えさせてくれました。
美しい中にも生活感溢れる棚田写真集
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実はこの写真集に、私の実家周辺も掲載されてます。棚田といえば幼いころから見慣れた風景で、正直、あの狭い田んぼの田植えや稲刈りの手伝いをしなければならないという憂鬱なイメージが強かったです。この本を手にしたのも、単純に、自分の地元が写ってるからというだけだったのでが、この写真家さんの、「何気ない田舎の田んぼ、それをを取り巻く環境や住民」をリスペクトする気持ちが伝わりました。棚田の管理は本当に大変です。田植え機や稲刈り機が稼働できない部分はどうしても手作業が多くなります。地形的に、大雨のときは崖崩れの被害にあいやすいです。農道も細く不便です。しかしそんな不便な地域にも確かに人の生活はあります。住居や遠くに見える町並み、農作業をする人、祭事や巡礼をする人、田んぼの横に建てられてる民家や小屋、農道、この写真集は、「棚田の様式美」だけでなく、そういう生活の匂いも感じられるところがよいと思いま。
初めて買った写真集
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生まれて初めて「写真集」というものを買った。
雑誌のグラビアよりもっと強い 全体を通しての
息づかいのようなものを感じた。
四季折々の棚田の表情は圧巻 感動すら覚える。
営々と築き守ってきた先人への深い畏敬の念もよくわかる。
巻末の索引とつき合わさなければ いつどこで撮ったかわからないけど
それも よけいな物をページに入れたくない
作者の画像への思いなのだろう。
写真集では当たり前なのかも知れないけど。
コラムも 軽妙でありながら 作者の田んぼへの
限りない愛情にあふれていて ホロッときた。
日本の原風景
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だんだん日本の原風景がなくなっていくような昨今
このようにまだたくさんの棚田が残っているということに感動しました
春夏秋冬どの季節にも心に迫ってくるものがあります