読者を泣かせよう、泣かせようという話の持って行き方に、どうも馴染めませんでした…

絵は綺麗で見やすいです。

みんなが平和で穏やかな暮らしであるよう願うチムア。
そんなチムアに対し偏見を抱く抱く人達。
現実世界でも性的や趣味等、何かしらの偏見をもつ人達がいて、その下らなさを考える僕としては読み終えて切なくて涙が出ました。
人に偏見を持つような人にはならないようになりたいものです。

“赤ちゃんと僕”の人なんだ・・・と何気なく手にとりました。
正統派の少女漫画だと思います。
願石珠撫育をかけてもらえたら嬉しいなと思いました。
飲みながら読んで泣いていました。

すてきな作品に出合いました。

新人の頃から、作者の成長ぶりを見てきていますが、
「人」「生」について、独自の感性で考える作者ですよね。
しいていえば、この作者の他の作品で時々、話の進み方が「ん？」と思ったり、
キャラクターの話の中でのポジション（役割分担）が、ありきたりだなと感じたりすることもありますが、
圧倒的にテーマがよいのが、この作者の特徴だなと思っています。

そして、本作品。
作者らしい作りで、映画を見るような展開で「いきる」ということを考えさせられます。
「いきる」ことは大変なこと。
でも、「ひと」とのつながりの中でしか生まれないものある。
テーマの置きどころも私好みで、好きです。

が！！
なんとまあ、ポートがかわいらしいではありませんか！！
このかわいらしさは、「赤ちゃんと僕」の実くん以上です。

ですから、是非是非、続きを書いてほしいな〜と思っています。

絵がすごくかわいらしく、綺麗です。
ここまで絵にも内容にも行き届いた作品は今まで出会ったことないです。
ファンタジーということもあり、とても細かいところまで丁寧に描かれているので本当に絵に惚れ惚れしてしまいました。