この「ワザ１つ」で別人！

さらに「頭がいい自分」「評価される自分」

なんていう大仰なサブタイトルが付いています。
仕事で即、役立つパソコン使いのワザを厳選して91個紹介している一冊です。

が、ワード、エクセル、パワーポイント、ブラウザーを既にそれなりに酷使して仕事をしてきた私には残念ながら新たな発見はありませんでした。また、９１個のうち８個紹介されているメーラーの活用法については、もともとOutlookExpressを使わずにBecky!を使っていて、さらに現在はGmailに完全移行したので、全く役に立ちませんでした。同様に、ブラウザーもIEではなくChromeを使っているので５個紹介されているIEのワザも無用の長物でした。

中には知らないTipsもあったのですが、よく読んでみるとWindows7での方法でした。ウィンドウズキーと上下キーでウィンドウの最大化・最小化ができるというもの。これは将来７に買い換えた時には使ってみようと思いました。

読者層としては、これから社会人になるという方（論文とかでバリバリ使っている方は除く）とか、既に社会人だが最近営業から事務に変わった方とか、あるいはMSのOfficeを使ってはいるけど特に使い方とかは勉強したことがないという方、あたりが候補となるでしょうか。既にバリバリ使ってますよって方には、物足りなく、肩透かしにあったように思えるでしょう。

前作『たった３秒のパソコン術』と並び、非常に役立つ本。
前作が、初級編とするならば、本作はその発展編と言える。
基本的なワザも収録されているものの、より中上級者向けのワザが多く収録されている印象。
前作はワザを6割方知っていたが、今回は２割方という感じで、
パソコンをもっと使いたい人なら、必読といってよいのでは？
部下にも薦め、部署内ではちょっとブームになっている。

　大人気ベストセラーのパソコン指南マニュアルシリーズ第3弾。今回は「仕事で使う頻度の高いテクニック」を中心に、全部で91の役立つ技の数々を紹介している。今回も「なるべくマウスを使わず、キーボード操作だけで済ませて作業を簡略化・短縮化する」というコンセプトで、ショートカットキーの紹介・解説がメインとなっている。豊富で実用的な技の数々(一部前2作と重複する内容の再掲載あり)を平易で簡潔な文章でわかりやすく紹介しており、本としての見やすさ・構成力の高さも従来同様。やや自意識過剰気味で押し付けがましさを感じる文体は人を選ぶきらいがあり評価が分かれるところ。巻末にはシリーズ初の試みとして本編で紹介したショートカットキーの一覧表が掲載されているが、非常に見やすく便利で○。今回も相変わらずの高いレベルを保持しており、本シリーズのファンならずともお薦めの一冊。