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ドイツの都市と生活文化 (講談社学術文庫)

価格: ¥1,103
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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ドイツ文化論 ★★★★★
ドイツ文学者の書いたドイツ文化論です。ドイツ生活での経験を基に、ドイツの気候・風土、ドイツの歴史、社会制度、ドイツ人の気風などを詳しく書いてあります。そして、ドイツの生活文化について、日本との比較を交えて、書いてあります。ドイツと言う国の理解が深まるし、日本とは違うドイツ流というものがわかり、大変興味深い本でした。他国の生活文化を知ることが、真の国際交流につながるものと思いました。知っているようで何も知らないドイツについて理解が深まる本だと思います。ドイツ文学を理解する上でも参考になる本だと思います。
むしろドイツへの理解を遠ざける本 ★☆☆☆☆
この本は断定調にドイツ人そしてドイツ文化を語っており、むしろドイツへの理解を遠ざける本である。例えば、以下のような記述だ。「タイプライターをよく使うドイツ人もラブ・レターだけは必ず手書きをする」、「全国民がサッカー番組のときはテレビの前に釘付けになる」。私の数少ないドイツ人の知り合いの中にも、電子メールでラブ・レターを書いたりするものもいれば、サッカーが大嫌いで一切、関心を示さないものもいる。こういう富士、芸者、侍といったような紋切り型のドイツ紹介をする作者の意図は何なのだろうか。芸能人のドイツ紀行といった類のものであれば価値があるかもしれないが、その筆者に関心がなければ読む必然性もない。一番の問題は、タイトルに「ドイツの都市」とあるのに、都市に対してまともに記述されたのがウィーンだけだということである。改めていうまでもなくウィーンはドイツの都市ではない。ドイツのことを書いているようで、小塩先生の人生が書かれているところが大部分である。二人のフロイラインなどの若い女性の記述などは、本当に何が言いたいのだろうか。別に書くな、とまでは言わないが、ドイツの本で書く必要もないような先生と若い女性との出会いをなぜ読ませられなくてはならないのだろうか。1970年代には、それでも情報量が少ないので、このような本も多少は意味があったかもしれないが、21世紀においては無価値な本である。
廃れないドイツ論 ★★★★★
最近では外国文化を紹介する本は星の数ほど出版されていて、ドイツを紹介したものも多いことと思います。その中でこの本が異彩を放つのは、「ドイツで今はやっているもの」ではなく「昔にも今にも未来にも共通していそうなもの」を伝えようとしているからだと思います。(友人のドイツ人も絶賛!)さすがに学術文庫に入っているだけあって、ハウ・トゥーものとは一線を画し、学者ならではのこだわりを持った作品になっています。ところどころで難しいことも書かれていて、すべてにわたって読み易いわけではありませんが、知ったとたんに要らなくなるような知識のシャワーを浴びるより、本書から確かで有用な知識を得るほうが賢明かと思います。ちょっぴりドイツが近くなる、そんな一冊です。