イギリスに定住し、これまでの経験や思想を「ソーハム(君あり、故に我あり という意味)」というインドの古くからの格言を基に「東洋的相互依存」の思想へと集約している。そしてこの「相互依存」がこれまでの、個人が孤立して行き詰った西洋的思想にとって変わるべき新しい考えかたであることを表明してきている。副題が「依存の宣言」となっている所以である。
本書前半の、彼が幼年時代に母から受けたインド的思想の自然な教育状況の描写はとても生き生きとしており読者を楽しませずにはおかない。
また、後半の高名な思想家との出会いや対話も一読に値する、とても価値のある一冊。読後感の清涼さがこの本が良書であることを一層確信させてくれる。
イギリスに定住し、これまでの経験や思想を「ソーハム(君あり、故に我あり という意味)」というインドの古くからの格言を基に「東洋的相互依存」の思想が、これまでの、個人が孤立して行き詰った西洋的思想にとって変わるべき新しい考えかたであることを表明してきている。
本書前半の、彼が幼年時代に母から受けたインド的思想の自然な教育状況の描写はとても生き生きとしており読者を楽しませずにはおかない。
また、後半の高名な思想家との出会いや対話も一読に値する、とても価値のある一冊。読後感の清涼さがこの本が良書であることを一層確信させてくれる。