美しさを求めて
★★★★★
オススメはマスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの交響的間奏曲。これ以上ないほど美しく盛り上げてくれている。特に終盤。涙が出そうになる。カラヤンも数回録音し、CDの最初に持ってきていることから、出来栄えに自信があるのではないかと思われます。確かるろうに剣心でも京都に行く前の別れのところで使われたりしたはず。他にもゴッド・ファーザーとか。この曲を知っている人はかなり多いはず。確か歌劇ではこの曲が流れた後、殺しあいが始まるはずで、悲惨さとこの美しい曲を直前で対比させることで劇を引き立たせる手法だそうです。 フランツ・フォン・スッペの喜歌劇、軽騎兵も聞いたことがあるはず。聞いたことがなくても必ず好きになると思います。最初から堂々と中間の有名な部分はリズムよく切れ味ありです。オッフェンバックの天国と地獄は運動会で有名ですが運動会では使い物にならない録音です。なぜなら運動会向けでなく1つの芸術として、又、それを越えるような作品として演奏されているからです。文句なしの録音と言えます。ただ、久しぶりに運動会のあの曲聴きたいな位の気持ちで聴くなら聴かない方が良いと思われます。今日はガンガンいくぜ!と思っている方ならこの録音以外ないと思います。(ロッシーニのカラヤン指揮ウィリアム・テル序曲 録音は1969か1971のどっちだか忘れたがこれも同じといえる)他についても文句なしできれいだがめんどいんであとは買って聴いてください。ちなみにジャケットはシャンデリアですが、そのむかしもこれで出したようですが、カラヤンの写ったジャケットに差し替えたところ売り上げが倍以上だかに伸びたそうです。まぁ〜カラヤンはイケメンだし指揮してる姿をみると男でもその姿に惚れますけどね。とにかくクラシックを普段聴かないおっきなお友達にも小さなお友達にもオススメ出来る憎いやつ(万能CD)です。